●過去を捨てたジェリー・イェン、大切なのは現在と未来(2012/06/29)

「第15回上海国際電影節(上海国際映画祭)」に出席した台湾の人気スター・言承旭(ジェリー・イェン)が、インタビューに応じ、10年過ぎたキャリアや映画出演について語った。中国メディアが報じた。

  主演2作目になる映画『花漾』の撮影を、4月に終えたジェリー。人気俳優としては映画の本数が少ないと言われ、「オファーは沢山いただいていました」と返答。「デビュー作は2004年の『マジック・キッチン(原題:魔幻厨房)』で、共演者は劉徳華(アンディ・ラウ)さんと鄭秀文(サミー・チェン)さんでした。映画の経験がなかったので、撮影中はつらかった。ドラマ『流星花園〜花より男子〜』の時の準備期間は10か月もあったけれど、『マジック・キッチン』は1か月もなかった。その上共演相手は大スターのアンディさんで、当時は大きな挫折感を味わいました。もし今だったら、違う演じ方ができるかもしれません」と語った。

  ドラマ『流星花園〜花より男子〜』が大ヒットし、瞬く間に人気者になったジェリーは「幸運の星の下に生まれた」と言われることが多い。「共演者に恵まれるなど、最初からいい思いをしていましたが童話の世界にまぎれ込んだ感覚。真実味を感じることはありませんでした」と思いを述べた。続けて「最初から上手くいき過ぎるのは、良くないことだと思っています。全てのことを周囲のスタッフが処理してくれて、心配ごとは何1つもない。そのため感謝の気持ちを忘れてしまうんです。自分を支えてくれている人たちがいることを、忘れてしまっていた」と振り返った。10数人のスタッフを同行し、偉そうな態度をとっていた自分を反省し、「今の僕は、撮影現場でスタッフと一緒にしゃがんでお弁当を食べ、おしゃべりをする。やっと人間らしくなれました。デビュー当時は名前が売れ、スタッフに強く守られていた。この2年位の間に様々な困難に直面し、やっと生活を楽しめるようになったんです」と胸の内を明かした。

  「過去のことは一切振り返りたくない」というジェリーが気にかけるのは、現在と未来。「同世代の俳優よりも努力しなければならない。人付き合いが下手だと言われますが、表現が苦手なだけ。F4の頃は一言発しただけで、海外メディアにまでいろいろ書き立てられました。その影響で、しゃべることが怖くなってしまった。気取ったヤツだと言われることもありますが、大勢の前での意思表示に戸惑ってしまうんです」と訴えていた。素直な気持ちをメディアの前でさらけだすようになった姿に、以前のジェリーとの違いを感じる人々は多い。俳優としての成長も楽しみだ。(編集担当:饒波貴子・黄珮君)
(C)サーチナ

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