｢アウェイ・フロム・ハー　君を想う｣あらすじ

グラント（ゴードン・ピンセント）とフィオーナ（ジュリー・クリスティ）は結婚44年になる老夫婦…

(2008/10/16)

グラント（ゴードン・ピンセント）とフィオーナ（ジュリー・クリスティ）は結婚44年になる老夫婦。2人はアイスランドの湖のほとりに建てられた家で幸せな生活を送っていた。2人でキッチンに立って仲良く夕食の支度をし、食後にはグラントがフィオーナに詩を朗読する。家の近くの自然保護区を散歩し、雪の季節にはクロス・カントリーとスキーを楽しんだ。しかし、そんな2人に訪れる不幸。フィオーナは次第にもの忘れが激しくなり、洗い終わったフライパンを冷蔵庫に入れるなどおかしな行動をするようになる。診断の結果、彼女はアルツハイマー型の認知症と知らされる。病気を無視できなくなったことを悟ったフィオーナは自ら老人介護施設に入ることを決意する。「施設に馴染むため入所後30日間は面会も電話連絡も禁止」というルールを終え、フィオーナを訪ねるグラント。しかし彼女はグラントのことを忘れてしまっていた。そして施設にいた男性オーブリー（マイケル・マーフィ）に想いを寄せていた。自分を思い出してもらえるよう施設に通うグラントだったが彼女のオーブリーへの想いは増すばかり。グラントは自分の若い頃の過ちに対する罰なのだと考え始める。