中学生円山
【ニュース】草なぎ剛が団地のヒーローに! 「中学生円山」
(2012/07/06)

『木更津キャッツアイ』シリーズや『少年メリケンサック』で知られる脚本家・宮藤官九郎(くどうかんくろう=41)の新作映画『中学生円山』(来年公開)で、SMAP・草なぎ剛(くさなぎつよし=37)が主演を務めることが5日、分かった。

同作は、エッチな妄想で頭がいっぱいの中学生男子・円山克也が、同じ団地に引っ越してきた謎のシングルファーザー・下井辰夫と出会うことで成長し、本当に大切なものが何かを知る物語。
脚本は宮藤監督自身が書き下ろしたオリジナルで、ホームドラマを軸にアクションやミステリー、コメディーなどさまざまな要素が加わった作品になるという。

草なぎ演じる下井は、現実では縁なしメガネをかけた人の良さそうな男だが、本編の3分の1を占めるという円山の妄想の中では敏腕の殺し屋に。
宮藤監督曰く、草なぎの役どころは「中学生の妄想から生まれた団地のヒーロー」とのことで、CGを駆使した激しいガンアクションシーンも用意されているという。

宮藤監督は草なぎの起用理由を、
「団地での平凡な感じのシングルファーザーと、妄想の中での強い表情、演技が両方要求される役。それを満たすのは草なぎ剛さんしかいないと思った」
と説明。
すでに撮影はスタートしており、
「草なぎくんは今のところ『すげえ楽しい!すげえ面白い!』と言ってくれています」
と手応えを感じている。

撮影を楽しんでいる様子の草なぎは、
「最初に脚本を読んだ時はメチャクチャな内容で笑えました。
でも、撮影をしていると、笑いの中に人間の温かみが出てきて奥深さが伝わってきた」
と作品をアピール。
「監督の世界観に応えるよう頑張ってますので期待していてください」
と自信をのぞかせている。

草なぎ演じる下井との出会いで成長していく中学生・円山役には、宮藤監督が脚本を手掛けた連続ドラマ『11人もいる!』(テレビ朝日系)にも出演していた平岡拓真(ひらおかたくま=14)を起用。
円山少年の両親役は仲村トオル(なかむらとおる=46)と坂井真紀(さかいまき=42)が演じる。

映画『中学生円山』は来年公開予定。



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