BOSS
[第13話]
04/21放送

絵里子(天海祐希)は、連続殺人犯が沼田良美(釈由美子)であると断定する。良美は、絵里子のストーカーで、絵里子が憎んでいると思う人物を殺したというのだ。今、ターゲットは「特別対策室」のメンバーに変わりつつあると推測する。事実、野立信次郎(竹野内豊)、片桐琢磨(玉山鉄二)、山村啓輔(温水洋一)、花形一平(溝端淳平)、岩井善治(ケンドーコバヤシ)らの元には、良美がターゲットに贈っていた「花束」が届けられていたのだ。さらに、良美と一緒に行動していた木元真実(戸田恵梨香)が行方不明だということが分かる。

良美は絵里子になり代わって殺人を犯していたのだった。良美は真実を銃で撃って負傷させ、廃工場に拉致監禁していた。

そのとき良美から電話が…。「私ね、嬉しかった。大澤さんの気持ち。私を対策室担当に呼んでくれたの、大澤さんでしょう?たいした仕事をしてなかった私を。だからね、頑張んなきゃってね。内示を受けたその日から頑張って…殺したの」

絵里子は逆探知を指示し、車で移動中の良美の場所を突き止める。逆探知した場所に片桐と花形が急行した。

さらに、田所幸子(長谷川京子)が、良美のコートから残留物を発見し、そこから“とある倉庫”が浮上、岩井と山村が救出に向かう。

一方、絵里子は、良美の気を引くために会話を続けていたが、会話から、逆探知の場所が罠だと気づく。事実、逆探知の場所には爆弾が仕掛けられていて、対策室のメンバーは、間一髪、危機を脱していた。真実が監禁されていると思われる場所には、真実はいなかった。

絵里子は良美に「2人で会いましょう」と言葉を掛ける。

絵里子は、黒原健蔵(西田敏行)の娘・理香(成海璃子)に協力を求める、良美の携帯電話を“ジャック”するように指示した。理香はあと一歩のところまで作業を進めたが、“決して間違ってはいけない4桁のパスワード”が判らず、作業は中断する。

新たな打開策として、野立が記者会見することでターゲットになり、良美をおびき寄せる計画を実行する。良美は婦人警官になりすまして会場に潜入し、拳銃で野立を狙うが、間一髪のところで絵里子が野立の盾となったことを見て、良美は狙いを外す。会場で絵里子は「2人で会って話をしましょう」と良美に訴えかけた。

絵里子と良美は街のカフェで2人だけで会う。何とか真実の居場所を聞き出そうとする絵里子だったが、良美は「絶対に言わない」と言い放った。完全に良美の勝利に思えたが…全ては絵里子の計算どおりで、良美は騙されて携帯電話のパスワードを割り出すことに成功し、真実は救出する。

逆上した良美は至近距離から絵里子の胸元に2発の弾丸を撃ち込むが、良美の行動を計算していた絵里子は、予め防弾チョッキを着用。殺人未遂の現行犯で良美は逮捕された。

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キャスト
大澤絵里子 / 天海祐希(あまみゆうき)
警視庁捜査一課特別犯罪対策室の室長を務める女性。
大学法学部を卒業後、警察庁に入庁しキャリアの道をひたすら歩んでいた。
その後、順調に35歳で警視長まで出世したものの、突然アメリカへの留学を決意。
左遷とも噂されたが、なぜこのタイミングで海外行きなのか詳細は現在も謎のままである。
5年間FBIでプロファイリングなどさまざまな技術を学んだ後に帰国。
現在は海外で身につけた力を元に犯罪にあたっている。
こんな万能な彼女でも極度のオンチという欠点もあり。
野立信次郎 / 竹野内豊(たけのうちゆたか)
警察庁の中枢に身を置くキャリア官僚で、役職は参事官補佐。
最年少昇進記録を次々に更新しながら出世しているエリート中のエリート。
その頭脳と手腕は上層部からも一目置かれる逸材である。
同期の絵里子のよき理解者である。
木元真実 / 戸田恵梨香(とだえりか)
警視庁捜査一課特別犯罪対策室の刑事で、絵里子の部下として働いている。
科学捜査班出身という情報収集のスペシャリスト。
学生時代から“恋”よりも“科学”を選んできた変わり者。
最初は夢だった警察庁の科学警察研究所に入庁したものの、
毎回の寝坊が原因で特別犯罪対策室に異動となった。
花形一平 / 溝端淳平(みぞばたじゅんぺい)
警視庁捜査一課特別犯罪対策室所属の刑事で、絵里子の部下。
警ら巡査から引き抜かれてこの部署にやってきた。
子供のころから強い正義感にかわれ警官になったが、
交番勤務のときに見たドラマ『24』を見て刑事を目指し、昇進試験を受けた。
性格は何事もあきらめることが嫌いな熱血刑事タイプ。
ガッツがあり素直なのだが、天然な要素も持ち合わせている。
片桐琢磨 / 玉山鉄二(たまやまてつじ)
警視庁捜査一課特別犯罪対策室の刑事で、絵里子の部下。
必要以上に熱くなることがなく、クールでスマートのオトナな刑事。
どの分野にも精通した実力の持ち主で、女性警官からの人気もピカイチ。
しかし、ある事件をきっかけに警察組織を信じられなくなっており、
現在は、定時で帰宅するやる気のない刑事に成り下がってしまった。
奈良橋玲子 / 吉瀬美智子(きちせみちこ)
科学捜査研究所所属の美人鑑識官。
死体検証のプロ中のプロで、チームにとっては貴重な存在。
美人なのになぜか独身のため、男性からの絶大な人気を集めている。
本人も恋愛に積極的で、複数の男性とデートを重ねるが、恋が成就したことない。
何がいけないのか…。
どうやら本人には思い当たる節があるようで・・・。
山村啓輔 / 温水洋一(ぬくみずよういち)
警視庁捜査一課特別犯罪対策室に所属する刑事で、絵里子の部下。
チーム内では「落としの山さん」の異名を取る大ベテラン。
普段は普通のおじさんらしくいつもヘラヘラしているが、本人いわくそれは相手を油断させる為の演技だという。
果たして本当にそんな意味があるか、ないのか。
ある意味謎の多い男である。
岩井善治 / ケンドーコバヤシ(けんどーこばやし)
警視庁捜査一課特別犯罪対策室に所属する刑事で、絵里子の部下。
柔道三段、剣道四段と格闘技術に優れる肉体派刑事。
かつて警視庁の暴力団対策課に所属していたこともあって、ケンカっ早い性格が欠点。
今回この対策室への移動もその性格から問題を起こしてのことだとか。
堂々と男の尻を触ったりするので“善治はゲイ”との疑惑もある。

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