ハタチの恋人
[第8話]
井上圭祐(明石家さんま)は沢田ユリ(長澤まさみ)に話を聞き、彼女は実は、自分とユリの母・絵里(小泉今日子)の娘ではないかと思い始める。ユリの方もも絵里にさりげなく『恋桜』のことを知っているかと聞いてみるが、本を読んだことはないようだった。12/02放送
一方、鈴木風太(森山リュウ/市村正親)に相談すると、今の家庭にもかかわってくることだから、作戦会議が必要だという。ちょうどそこに妻の小百合(森下愛子)から電話がかかってきて、ドキドキの圭祐だった。
そんな圭祐が、ユリが自分の子供なのではないかと考えながら、東京駅を歩いていた。すると、背の高い女の子とぶつかった。「ゴメンなさい」と、見るとなんとユリが! ユリは田舎に帰り絵里に就職先が見つからないこと、これからのことを話に戻るところだった。もしかして、この子は自分の娘? もしかして、この人はお母さんの元彼? と、心の中でお互い疑問を抱きつつ、ふたりは血液型、生年月日などさり気なく質問をしていく。
ユリは思わず、「一緒に会いにいきますか?」と聞くが、圭祐はそれはせず、別の新幹線でそれぞれ家に帰った。
絵里はユリが帰ってきたからと、美容室を閉め夕食の支度を始める。就職祝いですき焼きを準備する絵里に、ユリは本当のことを言いよどんでいた。その時、河村由紀夫(塚本高史)からの電話が鳴る。
「あのさあ。ちょっと聞きたいんだけど。ユリちゃんのお母さんのお店って。沢田美容室でいいの? 来ちゃった!」
自己紹介をした由紀夫は結局、沢田家で、ユリと絵里と一緒にすき焼きを食べることになる。が、そんな由紀夫に電話がかかってきては、トイレでこそこそ携帯で話したりと少し様子がおかしい。どうやら、風太の考えで、由紀夫はユリの実家に来たようだ。それは絵里がどんな人だか、そして、血液型や生年月日を確かめさせるためだった。由紀夫はしまいには家族2人の写真を撮るといいだす。
あまりにこそこそしていたため、由紀夫は実家まで来た理由を問い詰められる。そこで由紀夫は「お母さんは井上圭祐という人をご存じですか?」と単刀直入に聞いてしまう。しかし、「恋桜」のストーリーを聞いた絵里は「そんなロマンチックなことがあればいいけど……」と微笑む。
その報告を風太から受けた圭祐は、なんとなく安心したような、残念だったような感覚があった。それでも「もうユリちゃんとは関係ない」という圭祐に風太は「それでも忘れられないんやろ?」という。
夜、ユリはもう一度、「本当に、井上圭祐って人、知らないの?」と絵里に聞くが、絵里は「知らない」と答えた。そんな絵里に「今まで考えないようにしてたけど、私のお父さんってどんな人?」と尋ねる。と、絵里は「私が今までで一番好きだった人。この人の子供を産みたいと思った」と答える。
眠れなくなってしまった2人は、一杯飲みにと階下に降りていく。すると絵里は「ほかに何か言いたいことがあって帰ってきたんじゃないの?」と聞く。ユリはそこでようやく、就職がダメになったことを告げられた。そして、「就職が全部決まらなかったら、この家に帰ってきてもいい?」と聞くが、絵里は「ダメ」と笑った。いいことがあったり、悪いことがあったりするから人生なのだ、と。
その言葉は、圭祐が送ってくれたカードにもあったとユリは、ふと気付く。
翌朝、由紀夫は「ユリちゃん、いろいろ騒がせてごめんね」と謝り、そして、自分が来たのは森山リュウに頼まれたからだけではなくて、ユリの育った場所が見たかったと告白する。さらに、もし就職が決まらなくても東京にいてほしいとも言った。
東京に戻ったユリは圭祐に会いに行き、母のことを告げる。それを聞いた圭祐は「ウソをついたことは悪かったけれど、君と一緒にいるときは本当に楽しかった」と言った。すると、帰り際、ユリは「私も! 私も一緒にいると楽しかったです」と言うのだった。
ユリに別れを告げた圭祐はとあるお店に入っていく。そこには絵里の姿があった。絵里は圭祐を見て、「久し振り」と微笑むのだった。
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キャスト
井上圭祐(いのうえけいすけ) / 明石家さんま(あかしやさんま)明るさだけが取り柄の平凡なサラリーマン。妻(森下愛子)を愛し、家族も大切にするが、人生の半ばを過ぎたとき、心に隙間が生まれた。そんな時、東京出張にきた幼なじみの鈴木風太(市村正親)と再会。さらに、ひょんな事からハタチのユリ(長澤まさみ)と出会い、生きがいを失いかけていた人生が大きく変わっていく。
沢田ユリ(さわだゆり) / 長澤まさみ(ながさわまさみ)
グラフィックデザイナーになることを夢見ているハタチの専門学校生。決まりかけていた就職先に内定を取り消され、人生の崖っぷちに立たされる。ホテルでのアルバイト中に圭祐(明石家さんま)と出会う。男っぽくサバサバした性格のため、由紀夫(塚本高史)の気持ちにも全く気づかない鈍感娘。
河村由紀夫(かわむらゆきお) / 塚本高史(つかもとたかし)
数年前に大学を中退したが、カメラマンを目指し、ユリ(長澤まさみ)が通う専門学校に入学し、ユリと出会う。ユリの方は由紀夫の事を一番の親友と思って接している。由紀夫は何かとユリの行動に口出しするが、自分の思いをはっきりと伝えられないでいる。
ユリの母 / 小泉今日子(小泉今日子)
ユリ(長澤まさみ)の母。実家で美容院を個人経営している。東京で頑張っているユリを心配しながらも、応援している。
鈴木風太(森山リュウ) / 市村正親(いちむらまさちか)
森山リュウというペンネームで活躍するベストセラー作家で、超一流ホテルのスイートルームで執筆している。圭祐(明石家さんま)とは幼なじみだが、女好きで、優柔不断の圭祐とは正反対のタイプ。圭祐とユリ(長澤まさみ)の関係に興味津々。
コンビニ店員 / 恵俊彰(めぐみとしあき)
ユリ(長澤まさみ)が通うコンビニエンスストアの店員。ユリのファンで、生活が苦しい彼女に賞味期限切れのお弁当をタダであげてしまう気のいいおじさん。
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