イノセント・ラヴ
[第3話]
11/03放送

聖花(内田有紀)が笑った。
殉也(北川悠仁)は聖花を精密検査するが、診断結果は聖花には変化が見られず、無意識による反射だと診断する。

子ども聖歌隊の練習の夜、幼なじみの美月(香椎由宇)と殉也は神父(内藤剛志)から夕食を誘われる。
新婦も美月も殉也のことを心配しているのだ。

遅くまで殉也の家を掃除していた佳音(堀北真希)。
誰もいない家の、殉也から「消して入ってはいけない」といわれた部屋から物音がする。
気になった佳音がドアのところまで行くと、殉也が帰ってきた。
佳音がドアの前にいたことが気になった殉也がドアを開けて中に入ると、聖花の命をつなぐチューブが何者かによって外されている。
一命を取りとめるも、殉也は佳音を疑う。

殉也は昴(成宮寛貴)に、聖花のチューブが外されていた件を告げる。
佳音を怪しむ殉也だったが、一方で佳音が部屋の鍵を持っていないことから悩んでいた。
そもそも殉也には昔から疑問があった。
なぜ聖花が結婚式の前日の夜に量の薬を飲んだのか…。

佳音は兄・耀司(福士誠治)が仮出所するための就職先を探していた。
一生懸命に探すがなかなか見つからない。
保護司(浅野和之)にも相談をするが、なかなか厳しいらしい。
長野の実家の土地を売却して耀司の当面の生活費を工面しようと、佳音は考えた。

殉也の部屋を掃除する約束の日、殉也は佳音を解雇する。
殉也は、また兄の事がバレたからクビになったんだと思い、失意のうちに外へ飛び出した。
そこで佳音は雑誌記者の池田(豊原功補)に出会った。

佳音のマンションで、事件当夜の事を聞かれる佳音。
ところが思い出そうとしても、事件前後の記憶が思い出せない…。


佳音は耀司に面会に出かける。耀司は、佳音に「アイツ(池田)にはもう会うな!」と珍しく声を荒げるが、ふと我に返り、話をそらすため、佳音の好きな人の話をはじめる。
殉也という名前を聞いた佳音は恋はダメになったことを告げると、たまっていた感情を耀司にぶつける。

「全部お兄ちゃんが悪いんだよ!お兄ちゃんのせい…」。
佳音の言葉にショックを受ける耀司。その様子を見て、慌てて謝る佳音だった…。

一方、殉也は福島県の教会までパイプオルガンの修理に出かけていた。美月も同行している。数日留守にするため、聖花のことを昴に頼むと、美月と一緒に高速バス乗り場へと出かけていった。

少しでも姿を――殉也の家を訪れた佳音。ところが玄関先で昴と医者が話しているのを見て、殉也が病気になったのではと心配する。
しばらくして、昴が神妙な顔で家から出てきた。
殉也の事が心配な佳音は部屋へ。
すると、いつも締まっているドアが開いていて、またもや聖花のチューブが外れていた。
チューブをつなぎ、急いで医療器具をリセットしようとする佳音だったが、そこへ昴が戻ってきて、佳音ともみ合いになる。

そのとき、嫌な予感を察した殉也が突然家に帰ってくる。
医療器具を元の状態に戻すと、何とか聖花は持ち直した。
呆然と立ち尽くす佳音を疑う殉也。
逃げる佳音を殉也が追いかけようとしたとき、昴が「自分がやった」と告白する…。

殉也は佳音のところに走った。そして疑ったことを謝る。
殉也は佳音に聖花のことを話し始めた。
聖花なしに僕の人生はない――うつむく殉也の手をそっと温めるように握った佳音は、「私は殉也さんに幸せになってほしいから、あの人の目が覚めるように、私も祈ります」そう優しく言葉を投げかけた。

再び殉也の家を清掃するようになった佳音。
殉也は「自分がピアノを弾いているレストランでウエイトレスを探しているから紹介する」と、佳音に話した。
佳音は小さな幸せをかみしめていた。

そんなある日、保護司の人力で耀司の働き先が見つかり、仮釈放が決まった。
耀司を迎えに行く佳音。
駅で電車を待っていた佳音と耀司だったが、耀司が「トイレに行く」といってその場を離れた。

公衆電話から池田の携帯電話に電話した耀司は、これ以上佳音に近付くな、と警告した。
その頃、雑誌記者・池田の携帯電話に公衆電話の着信が…。

「これ以上佳音に近付くな、近づいたら殺す――」。
トイレに行ったはずの耀司は、じつは公衆電話の中にいた――。

アパートに帰ってきた佳音と耀司。
夕食の準備に忙しい佳音。
耀司は部屋の壁に貼ってある“佳音と殉也の写真”に目をやる。
そして部屋にあった教会のしおりを目にすると、「散歩に行って」と言い残して部屋を出た。

教会では殉也が聖歌隊の伴奏をしている。
教会の席には、耀司の姿があった。
その冷たく鋭いまなざしは、ずっと殉也をとらえていた…。

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11/17 第5話


11/11 第4話


11/03 第3話


10/27 第2話


10/20 第1話

キャスト
秋山佳音 / 堀北真希(ほりきたまき)
幼い頃に両親をある事件で殺害され、たった一人の肉親だった兄がその殺人事件の容疑者として逮捕されてしまったという過酷な運命を背負ってきたこのドラマの主人公。
気持ちのどこかに常に“孤独感”を抱えて生きているが、周りの人間にはそのことに気付かれないよう明るく振舞っている。
そんなある日、彼女の前に一人の男が現れた。
この出会いが彼女の運命を大きく変えることになるとは…。
長崎殉也 / 北川悠仁(きたがわゆうじん)
元作曲家のピアニスト。現在はピアニストとしての活動より、地元の教会の日曜学校で子供たちに音楽を教えるのがメインとなっている。
そして生活をしていく為にピアノバーでアルバイトをしている。
お客からの評価は高い。

桜井美月 / 香椎由宇(かしいゆう)
幼稚園で働いている先生。殉也(北川悠仁)とは昔からの知り合いでひそかに想いを寄せている。
しかし、昔からの知り合いということが災いして、殉也にとって彼女は妹のような存在になっていた。
殉也が佳音(堀北真希)に興味を持ち始めたことが気に入らなく、佳音に対し嫉妬心を抱くようになってしまった。
瀬川昴 / 成宮寛貴(なりみやひろき)
ジュエリーデザイナーとして働く男性。殉也とは大学時代からの親友。
しかし、彼は親友の殉也にも言えない秘密を抱えていた。
その秘密は誰も知らない謎だらけだが、それが原因で好きな人に想いを伝えられずに苦しんでいるのであった。
聖花 / 内田有紀(うちだゆき)
大学時代に殉也と知り合い恋人となった。自分のわがままな性格も文句を言わずに付き合ってくれる殉也を信頼し、二人は婚約した。
しかし、佳音が殉也の前に現れてから徐々にその歯車が噛み合わなくなっていく。
秋山耀司 / 福士誠治(ふくしせいじ)
両親の殺害容疑で現在少年刑務所に服役している。
自分のことよりも、両親がいなくなり兄までもがいなくなり、1人きりになってしまった妹のことを心配している。
果たして本当に耀司が両親を殺害したのだろうか…。
池田次郎 / 豊原功補(とよはらこうすけ)

義道神父 / 内藤剛志(ないとうたかし)


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