猟奇的な彼女
[第5話]
三朗(草なぎ剛)は野々村(市川染五郎)が入院していると知り、妹の雪乃(貫地谷しほり)に連絡を取って、病院を訪ねていく。その後、森中(佐々木蔵之介)から、野々村は死を告げられ、凛子(田中麗奈)を悲しませないために何も言わずに姿を消したのだと聞かされた。何より辛いのは一人で死んでいくことを選んだ野々村だというのだ。三朗は森中に言われ、凛子には野々村のことは何も話さないと約束する。05/18放送
凛子は三朗の様子がおかしいと気付くが、南(松下奈緒)のことだとばかり思っていた。そんな凛子に三朗は鉢植えはどうしたのかと尋ねるが、枯れたから捨てたと答える。
そんなある日、三朗はひょんなことから健作(谷原章介)と凛子を賭けてスカッシュ勝負することになる。全くやる気がしない三朗だったが、凛子は無茶苦茶な特訓を命じた。帰宅後、三朗の携帯に森中から電話が入り、凛子が出る。三朗がまだ野々村を捜そうとしているのだと思った凛子は素直にお礼を言う。
そして、その対決当日、三朗は凛子が捨てたと言っていた野々村の鉢植えを発見する。凛子はなぜか、荷物をトランクに詰め込んでいた。結局、三朗は勝負の場に現れず、代わりに凛子が受けて立つと申し出る。
周囲の予想を裏切り、結果は凛子の圧勝。その頃、三朗は野々村の病院に行っていた。三朗は野々村に凛子を呼ばなくていいのかと聞くが、もう終わったことだと言われる。だが、三朗は凛子にとってはそうではないと反論。二人はもう一度、笑顔で会うべきだと言う。その言葉に野々村はもう彼女を思うことはないと答え、三朗は涙を流した。
それから2日後、三朗のもとに凛子から電話が入った。アルゼンチンにいるらしい。帰宅した凛子はイグアスの滝に行ってきたと言う。それは野々村の病室にあった写真の土地だった。二人で一緒に行く約束をしていたが、叶わないことだと分かり、一人で行ってきたというのだ。それを聞いた三朗は野々村と会ったことを告白。何も知らない凛子は喜び、すぐに会いに行こうと言う。だが、野々村は病院にいると聞いた凛子は事の重大さを悟り、それ以上のことを聞こうとせず、家を飛び出していった。
追いかけてきた三朗に捕まった凛子は野々村に会いに行くと告げる。凛子を連れて病院へ行った三朗はロビーで待っていたが、そこで雪乃と遭遇。彼に声を掛けられた雪乃はただ首を横に振り、泣き崩れる。三朗は大急ぎで病室へ向かうが、もう凛子はいなかった。
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キャスト
眞崎三朗 / 草なぎ剛(くさなぎつよし)江戸橋大学、理学部海洋生物学科講師。
仕事でイルカの研究をしている為、趣味はスキューバダイビング。
一見、多趣味のように思うが、それ意外は叩いても何も出てこないごくごく普通の男。
恋愛観は、タッチの浅倉南のような大和撫子が現れたら結婚しようと心に誓っている。
そんな彼の目の前に、アノ彼女が現れて…。
高見凛子 / 田中麗奈(たなかれいな)
小説家を目指すアルバイト貧乏。当然のことながら小説の方は…。
そんな彼女がある晩、駅のホームで三朗に助けられる。
しかし気が強く喜怒哀楽が激しい彼女は、男に手を貸してもらったことが納得いかない。
そのことを言葉で伝えることができない彼女は三朗に対しキックパンチラリアットで自己表現。
三朗はこんな彼女を「サメ女」と命名するのであった。
浅倉南 / 松下奈緒(まつしたなお)
江戸橋大学理学部海洋生物学科の研究生。
シーアドベンチャーでイルカの調教師をしていたが、江戸橋大学と共同事業により、三朗の下で三ヶ月間研究生として働くことになる。
彼女の名前はタッチの浅倉南と同姓同名。
結婚相手はタッチの浅倉南と誓っていた三朗は、彼女が運命の人だと確信するのであった。
如月春夏 / 鈴木えみ(すずきえみ)
数島健作 / 谷原章介(たにはらしょうすけ)
夏目圭輔 / 上川隆也(かみかわたかや)
祐天寺柚子 / 松嶋尚美(まつしまなほみ)
五藤茂市 / 山田親太朗(やまだしんたろう)
林田若葉 / 大石参月(おおいしみつき)
嶋木優衣 / 小久保利恵(こくぼりえ)
林田五月 / 市毛良枝(いちげよしえ)
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