探偵学園Q
[第8話]
08/21放送

姿を消していたリュウ(山田涼介)が1週間ぶりに姿をあらわしたので、皆はホッとする。そこへ団校長(陣内孝則)からQクラスの出動が命じられた。

実は、探偵学園に差出人不明の封書が送られてきていた。その中身は9人のメイドの写真で、いずれも最近、「メイド狩り」で襲われた被害者たちのものだった。
いったい、差出人は探偵学園に何を伝えようとしているのか…。なぜ、この事件をあえてアピールしてきたのか…。
不可解な点は残るものの、一連の事件の謎を解くためにQクラスは活動を始めようとする。

しかし、捜査を開始しようとした時、リュウが重大な事実をQクラスの仲間に告げる。自分は悪の結社《冥王星》の正統な後継者だというのだ。

あまりにもショッキングなリュウの告白に気持ちの整理がつかないメグ(志田未来)、数馬(若葉克実)、キンタ(要潤)。少し前からリュウの正体を知っていたキュウ(神木隆之助)もリュウの突然の告白に動揺する。

リュウは独自で事件を捜査すると言い残し手帳を置いて、再び姿を消してしまうが「まずは事件の解明が先」と、リュウ以外のQメンバー4人で捜査を開始する。

「メイド狩り」と称した通り魔に襲われた被害者たちは、全員秋葉原のメイドコンテストに参加した人気メイドたちだった。
捜査を進めていくと、コンテストに参加していて被害にあっていないのはコンテストで優勝したつぐみという人気メイドが怪しいと、被害にあったメイドのレイカがキュウたちに話し出す。
早速、つぐみに会いに行くが「私、犯人じゃありません!」と話をしてくれない。
そのとき、メグは自分たちを見つめる視線に気付く。リュウもメイド狩りの事件を独自に調べていたのだ。

つぐみに話が聞けないので、とりあえず、彼女を取り巻くファンクラブの人たちに聞き込みを始める。
自称・つぐみファンクラブの会長という男は、つぐみこそ風評を受けている被害者だと憤っていた。彼はファンクラブの会長として、彼女の住むマンションの部屋の真上に住み、公私にわたって《つぐみちゃん》をお守りしている、とも語った。

あらためてつぐみに話を聞こうと、彼女が住んでいるマンションに向かうキュウたち。しかし、つぐみは部屋の中で遺書を残して自殺していた。そして、その部屋にはリュウの姿が…。
つぐみの遺体や部屋の様子を観察すると、キュウがつぐみのポケットのシミに気づく。それはつぐみがポケットに入れていたチョコレートが溶けて付いたシミだった…。

諸星警部(斉木しげる)、猫田刑事(星野源)と一緒に、つぐみの部屋の上に住むつぐみのファンクラブ会長の部屋を訪れ、不審な物音などを聞かなかったか尋ねる。
会長は、つぐみが自殺した時間にはファンクラブのメンバーと一緒に部屋にいて、ベランダで洗濯をしていたが、とくに変わったことには気づかなかったと話す。

現場で捜査をしているリュウに「Qクラスを辞めたんじゃないのか!?」と言い放つキンタに、「冥王星が絡んだ事件は僕が止めなければならない」と答えるリュウ。

冥王星の思惑通り、Qクラスの気持ちがバラバラになってしまっていた…。

諸星警部は「メイド狩り」の犯人であるつぐみが罪を悔いて自殺したと断定するが、キュウたちはどうも納得できない。
最初の聞き込みのときに「怪しい…」と感じたメイドのレイカに、数馬とキンタがもう一度話を聞きに行くと、彼女は「自分がメイド狩りの犯人だ」とあっさり認めるが、「つぐみは殺していない!」と、殺人は頑なに否定する…。

再び、つぐみの部屋を訪れたキュウは、床に付いていたチョコレートと部分的に倒れているベランダの植木鉢を見て犯人のトリックを見破る。
また、探偵学園に差出人不明の封書は《冥王星》が送りつけたもので、リュウを孤立させ、Qクラスのメンバーの気持ちをバラバラにするために仕組んだものだということも暴く。
そして「こんなことで負けちゃダメだ!」とメグ、数馬、キンタに訴えた。

トリックを見破ったキュウたちは真犯人・つぐみのファンクラブ会長もとへ急ぐ。
ちょうど殺害に使った物証を処分しようとマンション1階に降りてきたところを、Qメンバーが取り囲んだ。単独で事件を追っていたリュウも合流する。

キュウは事件の謎を見事に解き明かした。

やがて諸星警部たちが到着して事件は一件落着するが、毎度のようにキュウに邪魔されてしまうケルベウス(鈴木一真)は面白くない。
その場に居合わせた男性に催眠術をかけ、ナイフを渡すと、キュウを殺すように仕向けたが、それに気づいたリュウはキュウを突き飛ばし、キュウの代わりに腹部を刺されて倒れこんでしまう…。

「ここからならば救急車を呼ぶより、担いで走った方が早い!」パソコンで病院までのルートを弾き出す数馬。「ルートは覚えた!」走り出すメグ。リュウを担ぐキンタ。

キュウを殺すことに失敗したケルベウスは動揺しながらも逃走するが、団校長と七海先生(山本太郎)によって捕まえられ、警察に逮捕される。

「お前が探偵学園を辞めることを誰も望んでいない」病室で目を覚ましたリュウに団校長が手帳を手渡す。気がつけば、みんながリュウの前に立っていた。

「…ただいま」とリュウ。
「おかえり!」Qメンバーは声を揃えて応えた。

リュウが微笑む。初めて見せる笑顔だ。
5人の気持ちが今またひとつになった――。

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08/21 第8話

キャスト
キュウ / 神木隆之介(かみきりゅうのすけ)
DDS(Dan Detective School、団探偵学園)のメンバー。おひつじ座のO型。学校の勉強はイマイチだが、推理力と柔軟な発想力、観察力の鋭さはずば抜けている。誘拐された過去があり、その時に助けてくれた「探偵のおじさん(連城暁)」を慕って探偵を志し、現在はDDSに入学し、日々起こる事件に立ち向かっている。「犯人、わかっちゃった」「犯人のトリック、わかっちゃった」が口癖。
美南恵 / 志田未来(しだみらい)
美南 恵。見たり聞いたりしたものは絶対に忘れない《瞬間記憶能力》という特技を持ち、幼少時に連続銀行強盗犯の顔を記憶して犯人の逮捕に貢献、最年少で警視総監特別賞を受賞したことがある。メイド・カフェでバイトをしていて人気者。度胸のよさもピカイチ! 猫田刑事の憧れの女の子。
天草流 / 山田涼介(やまだりょうすけ)
様々な分野に長けている「天才」。冥王星の正統な後継者として生まれ、その運命に悩み苦しむ。冥王星の悪の手から人々を守るために、DDS入学を決意した。いつもクールなリュウだが笑顔もカワイイ。
遠山金太郎 / 要潤(かなめじゅん)
キュウやリュウよりもずっと年上で、皆のよき兄貴分的存在。遠山の金さんの末えいらしい。抜群の運動能力と直観力、視力、嗅覚に優れている。「遠山流隠密術」なる秘術を継承し、ケンカでは向かうところ敵なし。父は警視監。その性格からか、兄貴として親しまれていて、「キンタが困っているなら…」と駆けつけてくれる仲間を持つ。

鳴沢数馬 / 若葉克実(わかばかつみ)
鳴沢数馬。総合財閥鳴沢産業社長の3男。小さな頃からゲームソフト開発をしており大ヒットゲームは数知れず。天才ゲームプログラマーで、インターネット関連の技術はピカイチ。今は探偵になる修行に専念中のため、ゲームソフト制作は封印中。
団守彦 / 陣内孝則(じんないたかのり)
七海光太郎 / 山本太郎(やまもとたろう)
牧野大介 / 本郷奏多(ほんごうかなた)
水野瑤子 / 市川由衣(いちかわゆい)
浅野拓郎 / 鈴木浩介(すずきこうすけ)

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