トライアングル
[第3話]
サチ(広末涼子)をかばって亮二(江口洋介)は刺される意識を失い、気づくと病院のベッドに横たわっていた。ベッドの傍らには唯衣(相武紗季)が心配そうにしている…。01/20放送
一方、サチは大田西署で丸山(小日向文世)に事情を聞かれていたが、丸山にはブラブラ歩いていて、突然襲われたと嘘をつく。本当は、正体不明の男から手紙を渡すよう電話で呼び出され、あの場所にいたのだ。
そのことを志摩野(堺雅人)に話すと、「佐智絵に関することはすべて消し去った方がいい」と言って、志摩野サチが持っていた“智絵の手紙”を燃やしてしまった。
後日、サチは亮二から電話をもらうが「手紙を燃やした」と聞いて愕然とする。
その頃、大田西署では舜(稲垣吾郎)が亮二を刺した男の身元を割り出していた。小巻という前科モノの男だったが、どうやら何者かに頼まれてサチを狙ったらしい。
一方、半ば強引に病院を退院した亮二はサチを尾行していた。サチは図書館へ行くと、“25年前の佐智絵ちゃん殺害事件に関して、当時の新聞記事を調べていた。その様子を見た亮二は舜(稲垣吾郎)に携帯で報告を入れるが、そばにいた信造(北大路欣也)に聞かれてしまう。
亮二と丸山は信造のもとを訪ねて、佐智絵ちゃんが殺される直前に書いた手紙のことを切り出す。すると、信造は、その手紙のコピーが資料として残っていると言い、亮二たちに見せるが、その内容は亮二が考えていたものとは全く違い、犯人に関する情報が書かれておらず、書かれていたのは“ケーキ屋さんになりたい”という夢だった。
署に戻った亮二は自販機の前で悔しさをにじませていた。亮二は“手紙は信造が用意した偽物”と疑う。見えない力の存在に、隆二は思い切り空き缶を投げつけて悔しがっていた。その様子を丸山はじっと見つめていた。
次の日、丸山に誘われて亮二がソバ屋へ昼食を食べに行くと、突然、丸山が「お前の方を信じるよ」と言い、「佐智絵ちゃん殺害事件」の事件記録を上層部から入手してきてやると約束をした。驚いて丸山の顔を見つめる亮二に、丸山は「刑事の勘だ」と言い、ニヤッと笑った…。
その頃、サチは家を出ていった養父・ に会っていた。サチは均に、事件当時の週刊誌に“一度、容疑者らしき人物が浮かび上がった”という事実を確かめたかったのだ。しかし均は「マスコミが勝手に書きたてたもの」と、容疑者浮上の事実を否定する。
その後、真知子(市川実和子)は志摩野に車で送ってもらったとき、偶然、車の後部座席に「佐智絵ちゃん殺害事件報告書」というファイルを見てしまう。駅に到着し、車を降りた真知子(市川実和子)だったが、志摩野に疑問を感じ、そのまま志摩野を尾行すると、志摩野がサチの養父・均に遭っているのを目撃して愕然とする…。
一方、サチに会った亮二は「自分も手紙の内容を知っている」と嘘をつき、「犯人を突き止めるために協力する」と言うが、サチは「あなたの力なんか借りない。私ひとりで探す」と突き放した。一人で探せっこないという亮二に、サチは「顔にアザのある男なんて、当時のことを知っている人に聞けばすぐわかる」と、口にしてしまった。
同じ頃、舜は唯衣(相武紗季)のマンションを訪ね、「25年前に亮二が書いた手紙を読ませて欲しい」と、唯衣に頼んでいた。富岡(谷原章介)に当時の話を聞いたとき、「あの手紙を書いた後、亮二の様子がおかしかった」と聞かされたからだ。
亮二の手紙には、佐智絵が悩んでいた様子と何も出来ない自分の姿、大人になった僕へのメッセージが書かれていた。メッセージには「葛城佐智絵さんを助けてあげてください」と書かれていた。舜に対して唯衣は「兄は25年前に救えなかった佐智絵にサチさんを重ね合わせたのだと思う。兄が助けたかったのは佐智絵で、サチさんではない…」と話した。
そんなある日、逃走していた小巻が捕まった。小巻は「飲み屋で知り合った“顔にアザのある男”から手紙を受け取ってくるよう頼まれた」と白状する。ほぼ時刻を同じくして、亮二は丸山が入手に協力してくれた『25年前の捜査資料』から、当時の捜査上に“顔にアザのある男”が浮かんでいたことを突き止めていた。その男の名は――新藤利道。
ちょうどその頃、葛城家に不審な男が現れていた。応対に出た清子(風吹ジュン)に向かって、その男は「久しぶりだな」と声をかけた。
その顔にはアザがあった――。
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第1話
キャスト
郷田亮二 / 江口洋介(えぐちようすけ)代々開業医を営んできた郷田家の次男として生まれてきた男。
そんな彼にはあるトラウマがあった。
そのトラウマとは今から25年前、初恋の同級生が殺された事件の第一発見者になった亮二は、
恐怖に怯えその場から逃げだしてしまったことだった。
自分は事件から逃げてしまった…。
その後、事故で亡くなった長男の代わりに郷田家を継ぐべく医者になった亮二だったが、事件が時効となったのをきっかけに彼の中で何か新しい感情が芽生え、
突如として医者を辞め国際警察の一員となるために家を出てしまった…。
果たして亮二が国際警察官になることを決めた本当の理由とは一体…。
黒木舜 / 稲垣吾郎(いながきごろう)
西署で働く若手の刑事。亮二が日本で行動する際の相棒でもある。
刑事になった理由は子供の頃から正義感が強いと自覚していたから。
他の刑事と違ってノンキャリアだが、仕事にかける情熱は人一倍ある。
サチ / 広末涼子(ひろすえりょうこ)
日本を活動の拠点にしながらも、国内のみならず海外からも高い評価を得ている画家の女性。
郷田唯衣 / 相武紗季(あいぶさき)
国際警察として活動する亮二の妹。唯衣自身は幼かった為、25年前に起こった事件のことは全く覚えていない。
しかしトラウマを抱えながら生活をしている亮二にとっては、唯一本心で話すことができるかけがえのない存在である。
家族とあまり関わらない亮二と家族を結ぶ鍵のような役割も彼女が務めている。
志摩野鷹也 / 堺雅人(さかいまさと)
サキのことを影ながら見守る謎の男。その正体のサキを見守る理由は不明。
富岡康志 / 谷原章介(たにはらしょうすけ)
亮二の同級生の男で、現在は出版社に勤めており編集者として活躍している。
秋本了 / 佐々木蔵之介(ささきくらのすけ)
亮二の同級生の男手、現在は建設会社に勤めている。
会社ではエリート街道に乗っており、今回、上海支社の運営を任された実力者である。
丸山慶太 / 小日向文世(こひなたふみよ)
舜の同僚で先輩の刑事。まだまだ経験の浅い瞬のそばに立ち、刑事としての働きを指導している。
少女殺害事件に関する情報を持っているかもしれない男。
葛城均 / 大杉漣(おおすぎれん)
25年前に起こった少女殺害事件の被害者・葛城佐智絵の父親で葛城清子(風吹ジュン)の夫である。
葛城清子 / 風吹ジュン(ふぶきじゅん)
25年前に起こった少女殺害事件の被害者・葛城佐智絵の母親。
最愛の子供を亡くした直後、逃げるように大阪へと暮らしを移した。
黒木信造 / 北大路欣也(きたおおじきんや)
警視庁刑事局刑事部捜査一課の警視正を務める男。
25年前には“葛城佐智絵殺害事件”を担当していたが、上司の意向により捜査が打ち切り。
それから数年後、信造は異例の大出世を果たした。
この出世がもしかするとこの事件と何らかの関係があるのかもしれない。
ちなみに新人刑事・黒木瞬の父親である。
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