夜光の階段
[第7話]
06/04放送

道夫(藤木直人)の策略で、岡野(石井正則)が幸子(木村佳乃)を殺した容疑で逮捕される。
フジ子(夏川結衣)も道夫のアリバイを証明し、房江(余貴美子)は岡野の起訴を決定した。

だが、桑山(小林稔侍)は道夫が犯人だと確信し、桜田(高知東生)とともに辞職。
長年の無念を晴らすべく、岡野の弁護士になろうと決意した。

岡野は取り調べに耐えかね、実際には犯していない殺人を自供。
道夫は婚約者を殺された悲劇のカリスマ美容師として、ますます注目を集める。

だが数日後、道夫のもとに1通の手紙が届く。
雅子(室井滋)が死んだ日、道夫が一緒にいたのを見たというトラック運転手の黒原(浜田学)からだった。
さらに、黒原は今はタクシーの運転手をしていて、幸子が殺された夜に現場付近で道夫を乗せたという。

道夫は黒原に会いに行き、タクシーに乗ったのは自分ではないと否定。
だが、黒原は幸子のマンションから出てくるのも見ていて、間違いないという。
そこにフジ子が現れ、誰に頼まれたのかと黒原を追及。
彼の腕時計がボイスレコーダーだと気づき、道夫が奪い取る。

その頃、桑山は岡野と接見し、国選弁護人を務めることになったと伝える。
すると、突然岡野は自分は殺人などしていないと叫んだ。

道夫の店を訪れた桑山は検察を辞め、岡野の弁護をすることを伝える。
さらに、岡野が自供を覆したと言い、黒原から奪った腕時計を返せと告げた。
そして、トモ子(原幹恵)や雅子、幸子を殺した罪を暴くと宣告する。

道夫は社長室に入って鍵をかけ、幸子のボイスレコーダーを手にする。
それには道夫が幸子に、トモ子殺害を告白する声が入っていた。
フジ子はそれを奪うと、火を着ける。
社長室で何かが燃えていることに気付いた桑山と桜田は急いで駆けつけ、激しくドアを叩く…。
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キャスト
佐山道夫 / 藤木直人(ふじきなおひと)
美容室「ムラセ」に務める新進気鋭の若手美容師。幼い頃に母親が蒸発したため母親の愛情を知らないで育っており、九州から東京に出てくるまでの過去はほどんどが不明。一流の技術とセンス、そして美貌で女性たちを虜にし、美容界の頂点を極める野望を抱く。
枝村幸子 / 木村佳乃(きむらよしの)
婦人雑誌「女性回廊」の編集者。彼氏と別れた直後に偶然入った「ムラセ」で道夫と出会い、今まで会ったことがないタイプの道夫に強く惹かれる。道夫に恋をし、仕事がら持つ芸能界との強いコネクションで道夫をバックアップしていく。
福地フジ子 / 夏川結衣(なつかわゆい)
週刊誌「フラッグ」の編集者で、幸子の友人。とある理由から恋愛に興味を失っており、美しい女性だがいつも中性的な格好をしている。幸子が道夫の名前を出したときの反応から、どうも彼の暗い過去を知っている節がある。
丸岡房江 / 余貴美子(よきみこ)
東京高等検察庁の検事で、桑山の同僚。桑山と同じように道夫の過去に興味を持ち、ときには桑山の調査に手を貸すこともある。
波多野雅子 / 室井滋(むろいしげる)
証券会社の社長夫人。夫の金を使って暇を弄ぶ有閑マダムで、道夫にかなり入れ込んでいる彼の客の一人。道夫の独立資金を出し、独占しようとしている。
桑山信爾 / 小林稔侍(こばやしねんじ)
東京高等検察庁の検事。5年前に担当した福岡地方検察庁の事件に道夫が関わっているのではないかと疑っており、道夫について調べ回っている。

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