★セレーナ・ゴメスに腎臓提供した親友「術後2か月間は苦しかった」(2018/02/25)

難病のループス(全身性エリテマトーデス)を患い腎臓の機能が低下したものの、運良く親友フランシアさん(Francia Raisa)より腎臓を提供してもらうことができたセレーナ・ゴメス。そのおかげでずいぶん体調も良くなったと喜ぶセレーナだが、フランシアさんにとっては苦痛の大きな手術だったと言う。

「腎機能が著しく低下しており、このままでは危ない。」

そんな判断を受け腎臓移植手術を待つ患者のリストに載ったセレーナ・ゴメス。しかし「このままでは手術まで何年も待つことになるかもしれない」と絶望したが、そんな時に「私の腎臓をひとつあげたい」「マッチするか検査してほしい」と申し出たのが、親友のフランシアさんだった。

そのフランシアさんがこのほどハリー・コニック・ジュニアの番組『Harry』に出演し、ドナーとしての経験をこう振り返った。

「ドナーの方が、(移植を受ける側よりも)大変なんです。なぜなら、切除しなくても良い臓器を取り除くのですから。」

そんな彼女にとって、回復に何か月も要したこと、またセレーナに比べ回復が遅いことは「やはり辛いことだった」という。

「私は、とてもアクティブな人間です。だから医師に『2か月は動けない』と言われ、辛い気分でした。」
「(術後しばらくは)できることといったら歩くことくらい。それも辛いことでした。犬も飼っていますし。」
「毎日の楽しみは、コーヒーを飲んで犬を散歩させること。なのに、それもできなかったんです。本当に、本当に辛い思いをしました。」

しかしフランシアさんにとって、臓器を提供する決意は容易いことだったという。彼女はある日ペットボトルの蓋もあけられず涙を流すセレーナを見てようやく事態の深刻さを知り、「腎臓をあげたい」と決意。その後について、フランシアさんは別番組で受けたインタビューで「即検査を決意しました」と述べており、セレーナに腎臓を提供することにためらいはなかったと明かしている。

愛情深い友に救われ、セレーナはどんなに感謝していることか。また幸せそうなセレーナの姿を見て、フランシアさんもどれほど安堵したことであろう。まるで姉妹のような絆で結ばれた2人の友情に、セレーナのファンもそうでない人も、昨年はたくさんの感動と勇気を与えられた。

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