｢救命することできた｣現場に行った救急隊員の証言で押尾学被告の有罪確定間近か!?

(09/09)

合成麻薬MDMAを一緒に飲んで容体が急変した飲食店従業員､田中香織さんを放置して死亡させたとして､保護責任者遺棄致死など4つの罪に問われている元俳優･押尾学(おしおまなぶ=32)被告の裁判員裁判第4回公判が9日､東京地裁で行われている｡

今日の公判では､事件の際､実際に現場の六本木ヒルズに駆けつけた救急隊員2名が証人として出廷｡

裁判の最大の争点となっている､押尾被告が田中さんの救命が可能だったか否かという点を明らかにする上で､非常に重要な公判となる｡

隊員の1人は､119番通報を受けてから､麻布消防署から現場となった東京･六本木ヒルズに救急車が到着するまでの時間は､事件当日が日曜日で道路が混雑していない状況を考慮すると2～3分で､現場から病院までに要する時間は5～7分と証言した｡

これまでの公判で弁護側は､過去の出動実績から搬送時間を｢40分以上｣はかかるとし､通報しても救命の可能性は極めて低かったと主張してきた｡

一方､検察側は､
｢6時ごろまでに通報していれば遅くとも6時22分までに医師による専門治療により､救命することができた｣
と主張してきており､今回の救急隊員の証言は､検察側に優位にはたらくと見られている｡

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