春麗の写真公開で高まる不安！？ハリウッド実写版「ストリートファイター」

(05/28)

日本製原作の実写映画化が相次いでいるハリウッドでは､「ドラゴンボールZ」に続き､ゲームの「ストリートファイター」シリーズの実写映画化企画の製作が進行中だ。

1994年にジャン・クロード・バンダムやカイリー・ミノーグらが出演で製作され､大コケした“迷”作とはまた別の企画で､原題の「Street Fighter: The Legend of Chun Li」からもわかるように､主人公は「ストリートファイターII」から登場している女性麻薬捜査官､春麗（チュン・リー）となっている。

そして最近､春麗のクリスティン・クルック（画像）の､メイキング画像が米映画情報サイト「Comingsoon.net」で公開されたのだが､日本では困惑や失望の声が大きく聞こえてくる結果になったようだ。

原作では中華人民共和国出身という設定だが､アメリカ映画の主人公ということで､“当然のように”アジア系の女優は選ばれていない。

とはいえこのクルック､父親がオランダ系で､母親が中華系。祖母はジャマイカ系のチャイニーズだそうだから､全くアジアの血が流れていないということもない。

とはいえ､日本人の目からは､カナダ人というよりは､中米あたりのラテン系美女に見える風貌。

その上､公開された写真では､春麗のアイデンティティーのはずのチャイナ・ドレスも､二つのシニョン（お団子）があしらわれた髪型のカケラも無いのだから､ガッカリしている向きは多い。

「eiga.com」によると､クルックは空手が紫帯（2級）の腕前だというが､「中学生でも普通にとれる（空手経験者）」という声もあり「？」

さてこの作品。監督は､映画「ロミオ・マスト・ダイ」や「ブラック・ダイヤモンド」などのアンジェイ・バートコウィアク。

今年3月にクランクインし､タイなどで撮影中で､北米では09年2月27日の公開が予定されているという。（淺川）