小室帝国崩壊キッカケKEIKOとの再婚&放蕩生活だった!

著作権譲渡をめぐる5億円の詐欺罪に問われた、音楽プロデューサー・小室哲哉(こむろてつや=50)の初公判が21日、大阪地裁(杉田宗久裁判長)で開かれた。

午前7時、小室被告は黒いジャケットにベージュのタートルネックのセーターで裁判所入りし、多数の報道陣を前に「お騒がせしました」と何度も頭を下げた。長い金髪は落ち着いた茶色に染められていた。

小室は、裁判長から職業を問われ、か細い声で「音楽家です」と答えた。

検察側の冒頭陳述によると、KEIKOと再婚した当時、小室はすでに借金まみれ。

しかし、

「破たんへの道を進んでることは分かっていた。でも、破たんする直前までKEIKOを思い切り楽しませてやりたい、思い切りぜいたくさせてやりたいと思った」

つまり、小室帝国の経済的な崩壊は“確信犯”だったということになる。

スタッフの苦言も無視して贈ったKEIKOへのプレゼントは、ブランド物の服やバッグ、時計、メルセデス……と、新婚の1年だけで数億に上ったという。

さらに小室被告が設立した「トライバルキックス」の社長・平根昭彦は、小室がKEIKOの機嫌を取るため、100万〜200万といった高額の“小遣い”を渡していたことも供述したという。

前妻の歌手Asami(2001年5月結婚、02年3月離婚)との離婚で、総額10億円といわれる慰謝料や養育費の支払いをすんなり受け入れたのも「一刻も早く再婚したかった」からだったという。

慰謝料が3億7,780万円で、長女の成人までの養育費が毎月200〜390万円。

Asamiは検察に対して、

「結婚して長女を出産したころから、小室被告は急に外泊することが多くなった。女性がいると思い追及すると、浮気を認めて『相手とは別れることができない関係にある』と言われた」

と供述したという。

小室が裁判所から出る際には、すっかり日も暮れ、雨が降っていたが、いったん乗った車を降り、傘もささず「反省しています」と報道陣に向けて再び頭を下げた。

弁護側によると、小室被告は「早く音楽活動を再開したい」と話しているという。(淺川)


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