「小悪魔ageha」で育った世代の新ママにおくる「I LOVE mama」が新創刊!!
年齢、ファッション、ライフスタイルなど、世界に類を見ないほど細分化されている日本の女性誌。
その中でも特に注目されているのが「ギャル誌」だ。
ギャル誌は、いわゆる“コギャル”ブームを背景に登場。
従来は女子高校生から20代前半の若い女性を対象にしたものが多かった。
しかし、アムラーに代表されるギャル文化で育った女性たちも今ではアラサー世代に突入。
先日もハイティーン向けのギャル雑誌「Cawaii!(カワイイ!)」(主婦の友社)が6月号での休刊が決定するなど、「読者の成長」が明らかになり、方向転換を余儀なくされている雑誌もある。
このため、数年前から各出版社はアラサーを対象にした「大人のギャル誌」を企画。
例えば、講談社では現在好調の「ViVi(ヴィヴィ)」の卒業生に向けた大人ギャル誌として「GLAMOROUS(グラマラス)」が登場。
角川春樹事務所では10代読者が中心の「Popteen(ポップティーン)」からのステップとして「BLENDA(ブレンダ)」を用意している。
そんな中、ギャルに加え、キャバ嬢という“嗜好”を盛り込み、キャバクラ嬢やそれに憧れる若い世代を中心に支持を得ることに成功した雑誌だ。
2006年に月刊化された「小悪魔ageha(こあくまアゲハ)」(インフォレスト)だ。
現在では公称40万部までに成長、キャバ嬢をテーマにした多くの追随誌を生むなど、キャバ嬢ブームの火付け役となった。
しかし、ここにも読者成長の嵐が吹き荒れる。
インフォレストは、今度は小さな子供を抱える“ママ”に向けたギャル誌「I LOVE mama(アイ ラブママ)」を3月から定期刊行しはじめている。
なぜ今、ママ版ギャル誌を発行するのか。「I LOVE mama」の山下綾子編集長は以下のように分析している。
理由その1>既存のギャル誌でママ関連企画の反響が大きかった
「小悪魔ageha」でも同誌の人気モデルでもあり、自身もママでもある“ももえり”こと桃華絵里の連載など、ママ関連企画に好意的な意見を寄せる「ママ読者」がアンケート全体の約25%を占めていたという。
理由その2>他社の若いママ向け雑誌が堅調に売上を伸ばしている
「CanCam」(小学館)など赤文字系雑誌を卒業した読者に向けた「SAKURA(サクラ)」(小学館)、カジュアル系のファッションを好む読者を対象とした「nina’s(二ナーズ)」(祥伝社)は、ともに10万部を発行。
理由その3>編集者の成長
インフォレストの編集部内で父親になった編集者が立て続けに出たことで、ママに向けた雑誌を創刊したいとの機運が高まった。もちろん「ギャルがずーっと幸せでいられるようにしたい」という山下編集長の思い入れも強かった。
「I LOVE mama」の編集方針は、何よりも読者の声を優先すること。
「上から目線の情報発信型の雑誌にはしたくない」(山下編集長)との思いから、増刊号では500人もの読者にアンケートを取り、そこから読者のリアルな声を反映させた記事を中心に構成している。
この新雑誌、ギャルママにとってお宝となりそうな予感大だ。(古田鉄寿)
その中でも特に注目されているのが「ギャル誌」だ。
ギャル誌は、いわゆる“コギャル”ブームを背景に登場。
従来は女子高校生から20代前半の若い女性を対象にしたものが多かった。
しかし、アムラーに代表されるギャル文化で育った女性たちも今ではアラサー世代に突入。
先日もハイティーン向けのギャル雑誌「Cawaii!(カワイイ!)」(主婦の友社)が6月号での休刊が決定するなど、「読者の成長」が明らかになり、方向転換を余儀なくされている雑誌もある。
このため、数年前から各出版社はアラサーを対象にした「大人のギャル誌」を企画。
例えば、講談社では現在好調の「ViVi(ヴィヴィ)」の卒業生に向けた大人ギャル誌として「GLAMOROUS(グラマラス)」が登場。
角川春樹事務所では10代読者が中心の「Popteen(ポップティーン)」からのステップとして「BLENDA(ブレンダ)」を用意している。
そんな中、ギャルに加え、キャバ嬢という“嗜好”を盛り込み、キャバクラ嬢やそれに憧れる若い世代を中心に支持を得ることに成功した雑誌だ。
2006年に月刊化された「小悪魔ageha(こあくまアゲハ)」(インフォレスト)だ。
現在では公称40万部までに成長、キャバ嬢をテーマにした多くの追随誌を生むなど、キャバ嬢ブームの火付け役となった。
しかし、ここにも読者成長の嵐が吹き荒れる。
インフォレストは、今度は小さな子供を抱える“ママ”に向けたギャル誌「I LOVE mama(アイ ラブママ)」を3月から定期刊行しはじめている。
なぜ今、ママ版ギャル誌を発行するのか。「I LOVE mama」の山下綾子編集長は以下のように分析している。
理由その1>既存のギャル誌でママ関連企画の反響が大きかった
「小悪魔ageha」でも同誌の人気モデルでもあり、自身もママでもある“ももえり”こと桃華絵里の連載など、ママ関連企画に好意的な意見を寄せる「ママ読者」がアンケート全体の約25%を占めていたという。
理由その2>他社の若いママ向け雑誌が堅調に売上を伸ばしている
「CanCam」(小学館)など赤文字系雑誌を卒業した読者に向けた「SAKURA(サクラ)」(小学館)、カジュアル系のファッションを好む読者を対象とした「nina’s(二ナーズ)」(祥伝社)は、ともに10万部を発行。
理由その3>編集者の成長
インフォレストの編集部内で父親になった編集者が立て続けに出たことで、ママに向けた雑誌を創刊したいとの機運が高まった。もちろん「ギャルがずーっと幸せでいられるようにしたい」という山下編集長の思い入れも強かった。
「I LOVE mama」の編集方針は、何よりも読者の声を優先すること。
「上から目線の情報発信型の雑誌にはしたくない」(山下編集長)との思いから、増刊号では500人もの読者にアンケートを取り、そこから読者のリアルな声を反映させた記事を中心に構成している。
この新雑誌、ギャルママにとってお宝となりそうな予感大だ。(古田鉄寿)
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