BPOが「ドッキリGP」に警鐘で内容改善を要求! 「水ダウ」にも注意勧告!?
放送倫理・番組向上機構(通称:BPO)が先日、審議の対象とする罰ゲームやドッキリ企画等について、具体的な事例を挙げた。

BPOでは以前から、痛みを伴うことを笑いの対象にするバラエティー番組を審議の対象となることを発表しており、今回、フジテレビ系『ドッキリGP』がその候補になっていることが判明した。

「刺激の強い薬品を付着させた下着を、若いお笑い芸人に着替えさせ、股間の刺激で痛がる様子を、他の出演者が笑う番組があった。被害者のお笑い芸人は、事前にある程度知らされていたのかもしれないが、痛みはリアルであり、周りの出演者は他人の痛みを嘲笑していた」
「青少年が模倣し、いじめに発展する危険性も考えられる。出演者たちが自分たちの身内でパワハラ的なことを楽しんでいるように見える」

このドッキリ企画は、『ドッキリGP』でOAされた内容であり、スタジオ出演者は笑っていたがBPOの指摘通り、いじめを助長しかねない下劣な企画であった。
今回、警告とも取れる声明を出した理由として、「番組制作者に引き続き検討を要請するため」と制作陣に改善を求める為とし、すぐ打ち切りを強制するには至っていない。しかし改善が見られなければ、さらに厳しい処分も避けられない。

また、TBS系『水曜日のダウンタウン』で放送されたドッキリ企画に対しても、注意勧告のような文面を公表した。
「深い落とし穴に芸人を落とし、その後最長で6時間そのまま放置するというドッキリ番組もあった。その穴から脱出するための試みが何回となく放映され、脱出に失敗して穴の中に落ちる芸人を、スタジオでビデオを視聴する他の出演者のうち何人かが、嘲笑するというものもあった」

これは、パンサー・尾形貴弘らが出演したドッキリ企画。確かに、落とし穴にハメられて苦しむ芸人達を笑う内容であった。
『ドッキリGP』ほど深刻には受け止められていないものの、"暴力シーンや痛みを伴うことを笑いの対象とする演出"には今後も厳しい目を向けられそうだ。
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