｢VS魂｣打ち切り最大の原因はフジテレビの経営難!? 巨大セットを組めない?

嵐の相葉雅紀らが出演するフジテレビ系『VS魂グラデーション』が、9月末をもって放送終了となった。

『VS嵐』の後継番組としてスタートし、当初はゲーム対決がメインだった。しかし、2022年春の改編にて、番組内容が大幅リニューアル。巨大なセットを用いたゲーム対決をやめて、順位予想クイズ形式に変更。
せっかく多くのジャニーズタレントが出演していたのに、大手チェーン店の人気メニューのランキングを予想するなど、ありきたりな企画ばかりで、ファンすらもつまらないと嘆いていた。

『まいじつ』によると、わざわざ企画内容を変更して番組をダメにしてしまった背景には、フジテレビの経営難が大きく影響していいるという。
広告収入が減少傾向にあるため、バラエティー番組を中心に制作費を大幅カット。最大3割以上も削減する方針を打ち出しており、『VS魂』のようなセットに費用がかかる番組は打ち切りせざるを得なくなったのだ。
新しいゲームを考案すると、それに伴いセットを組む必要がある。しかし予算がないため、同じゲームばかり続けても飽きられる。よって制作費がかからない内容に変更したが、視聴率が伸び悩み、終了するしか選択肢はなかったわけだ。

幸か不幸か、ジャニーズ事務所が性加害問題に揺れており、ジャニーズタレントばかりだった同番組を一旦打ち切るのは、丁度いいタイミングだったとも言える。
ただし、新番組の司会も相葉雅紀が担うとされているため、結局ジャニーズファンに向けた平凡なバラエティーになる可能性は否定できない。

もうお金がかかるテレビらしい豪快な企画を見ることは難しい時代に突入してしまった。

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