宝生舞､芸能界引退は今年2月に決めていた!?

5月31日､ドラマ『ショムニ』シリーズや『銀狼怪奇ファイル』など人気作に多数出演していた個性派女優･宝生舞が静かに芸能界を引退していたことが､大きな話題となった｡

宝生舞は､1993年に『週刊ヤングジャンプ』主催｢第3回全国女子高生制服コレクション｣でグランプリを獲得､同年『ツインズ教師』でデビュー｡
その後1996年頃､前出の代表作への出演がキッカケで女優としての地位を確立｡各局の人気ドラマに引っ張りだこの存在となった｡

私生活では､2007年に7歳年上のグラフィックデザイナーと結婚｡
近年は全盛期に比べると出演機会は減ったものの､家庭の仕事の二足のわらじを履きながら､今年2月に公開された映画『ボックス!』にも出演｡しかし同作が最後の出演となってしまった｡

宝生舞は自身の公式サイトで､
｢これからの人生､『宝生舞』としてではなく､また『役』としてでもなく自分自身をしっかりと確立させるため､この決断に至りました｣

と綴っていたが､引退の決断は今年2月には既に心に決めていたそう｡
関係者によると､宝生舞は昨年6月に移籍したオフィス北野から契約更新を打診されたが｢引退したい｣と申し出て､覆ることがないまま先日の引退発表へ至ったようだ｡

公式サイトでは､｢写真と独り言｣というコーナーを開設し､自身が撮影した写真や描いた絵画と共にその時々の思いを短文で掲載したり､｢散文｣というコーナーでは短編小説のような文章を公開していた｡

公私において"個性派"だった宝生舞｡彼女の引退を悲しむ声も多く､日本女優界はまた一人貴重な存在を失うこととなった｡

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