関ジャニ∞が事務所からの冷遇を暴露! 横山裕は｢殺意しか感じなかった｣

錦戸亮主演ドラマ『犬を飼うということ』主題歌を含む3ヶ月連続シングルをリリース中の関ジャニ∞｡
個人出演も含めると彼らの冠番組は6つ｡気付けば同世代のジャニーズグループで最も多くのバラエティー番組に出演する勢いだ｡

メンバー全員が笑いの本場･関西出身とあって､番組におけるトーク力ではジャニーズ髄一の実力を誇る｡
昨今の活躍ぶりも､むしろブレイクが遅すぎると不満を抱いていたファンも多いはず｡

"ジャニーズ"という､芸能界でも圧倒的権力を誇る肩書きを持ちながら､気取らないキャラクターと笑いに対する貪欲さ｡
今やただのイケメンでは芸能界の荒波を生き残れない｡
関ジャニ∞のアイドルらしからぬ魅力は､長い目で見た時､きっと大きな武器となるだろう｡

彼らがメジャーデビューを果たしたのは2004年｡デビュー曲『浪花いろは節』はオリコン週間ランキング1位を獲得｡
ジャニーズグループの"指定席"をしっかり陣取ったかに見えた裏で､関ジャニ∞のメンバー達はとてもジャニーズアイドルとは思えない酷い仕打ちを受けていた｡
5月6日にゲスト出演したテレビ朝日系『MUSIC STATION』でデビュー当時の実態を暴露した｡

司会のタモリからデビューの頃の思い出を尋ねられると､まず大倉忠義が口を開く｡
｢KAT-TUNと僕達のデビューの違いっていうのが凄かったんですよ!｣
KAT-TUNは2001年結成､関ジャニ∞は2002年結成｡
メンバーの年齢層も､年長者の横山裕や渋谷すばるを除いては近い｡

では､どのような違いが存在したのか｡横山裕が事務所側の両グループに対する扱いの明白な差別を打ち明けた｡

｢KAT-TUNはホテルで大々的に記者呼んでものすごい盛大にやったんですよ｡僕らレコード会社の寒～い屋上で旗持たされて各自の名前持って『大きく振って～』って言われて｣

同じく同世代の嵐にいたっては､ハワイ州ホノルル沖のクルーズ客船でデビュー記者会見を行っていた｡
彼らに対する屈辱的な冷遇はデビュー時だけに留まらない｡

｢デビュー当時のPVも白堀りで太鼓が置いてあって､あとバケツがいっぱい置いてあるんですよ! それ何かなーと思ったら雨漏りしてるんですよ､そのスタジオ｡｣
｢喉乾いたなー思って冷蔵庫開けたら賞味期限全部切れてるんですよ! もうスタッフさんに殺意しか感じなかった｣

まるで売れさせる気が微塵もないかのような扱いの悪さだ｡
今となっては笑い話になっているとはいえ､当時の彼らが事務所やスタッフに恨み辛みを覚えたのは当然｡
ジャニーズタレントで初の2グループ兼任となった錦戸亮は､他のメンバーよりも更に惨めな苦痛を味わっていたそう｡

｢僕は先にNEWSとしてデビューして､大々的にホテルでボンとやって記者の人も沢山いたのを覚えてて､それで(関ジャニの方も)こうなるかなーと思ったらまさかの屋上に連れて行かれて･･･
またそれで皆何も知らんから一生懸命やるじゃないですか｡僕もその時は振ってましたね､何も知らんフリして｡心のなかで何してんやろって思ってました｡｣

錦戸亮が所属するNEWSは関ジャニ∞よりも一足早くメジャーデビューを果たし､結成披露の記者会見を行った｡
会見場所は東京･新高輪プリンスホテル｡多くの記者が駆けつけ無数のフラッシュを浴びたのと比較すれば､呆れかえってしまうのも納得｡

デビューシングル『浪花いろは節』から5thシングル『関風ファイティング』までは演歌歌手が多く在籍するレーベル･テイチクレコードからCDを発売していた為､事務所スタッフも高齢者ばかり｡
横山裕が
｢ウチら演歌だったんで､事務所もおじんばっか｡若者の言葉発すると何も通じないんですよ!｣
と大きなジェネレーションギャップが生じていたことも明かした｡

グループ結成からメジャーデビューまで期間が長かったジャニーズグループは他にも存在するが､デビュー後の扱いがここまで悪かったのは後にも先にも関ジャニ∞だけであろう｡
普通のアイドルなら卑屈に感じしまう仕打ちも､芸人魂を兼ね備えた関ジャニ∞だからこそ､笑い話として堂々と打ち明かす姿は､ファンならずとも応援したいと思わせてくれる見事な雄姿である｡

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