小倉智昭の失言で｢とくダネ｣が打ち切りへ!?

小倉智昭司会で1999年4月よりスタートしたワイドショー番組『とくダネ』｡
前番組『おはよう!ナイスデイ』から継続出演となる笠井信輔アナウンサーやフジテレビ人気女子アナ･中野美奈子らをメインキャストに揃え､最新のNEWSを毎朝視聴者に届けている｡
その『とくダネ』が､放送13年目にして､打ち切りの危機に立たされているという｡

8月24日放送回で小倉智昭は､島田紳助が暴力団関係者との"黒い交際"が原因で芸能界を引退することについて､
｢みなさんの周辺でも､知らないうちにそういう(闇社会の)人が解決してくれるってことは起こるはずなんです｣
｢ダメなことはわかってても､それしか解決方法がなかったって人はいると思うのね｣
とあたかも暴力団を肯定するような発言を堂々と口にした｡

当然一般視聴者からは大きなバッシングを浴び､現役参議院議員･小野次郎(元警察庁暴力団対策課長)も自身のTwitterで､
｢24日の小倉さんのコメントは､一発アウト! 全国生放送で『ヤミ社会(反社会勢力)の圧力でモメ事の解決があり得る』などと訴える事は､たとえ有名人についてであっても､不適切｡番組降板と謝罪会見ぐらいは当然｡｣
と公に批判｡番組降板を求める言及をしたことで話題となった｡

26日の放送で､ふてぶてしい雰囲気を醸し出しながらも､
｢(闇社会の人間を)容認していると受け取られてしまったようです｡一般の人は『暴力団と関係ないよ』と思われているかもしれません｡昔は暴力団も看板を掲げていたが今は違います｡知らずに気が付いたら巻き込まれていたというケースもあります｡皆さんに気を付けてほしいと言ったつもりでした｡誤解があったとしたら､申し訳ありませんでした｡｣
と小倉智昭は一応謝罪｡心底反省しているのかは不明だが､一応騒動は終息に向かったかに見えた｡

9月1日付『東京スポーツ』によると､政界にまで騒動が波及した事態を重く見たフジテレビ側が､小倉智昭の降板と同時に番組打ち切りまで視野に入れて検討しているという｡
一連の発言で小倉智昭への評判はガタ落ち｡
同時間帯の視聴率競争で第二位を争う人気番組も､暴力団を容認するかのようなスタンスをとるのであれば､打ち切られてしかるべき｡

2011年10月1日より､暴力団排除条例が全都道府県で制定･施行｡暴力団の排除がより一層強化される｡
暴力団との"密接交際者"と判断された人物も､住宅の賃貸契約など一部権利に制限がかかる｡
世の中が暴力団に敏感となった今､『とくダネ』も条例施行に合わせて世間から排除される運命を辿ることになるのだろうか｡

◆関連ニュース