SKE48柴田阿弥が感じた孤独､チームメンバーだけが知る彼女の秘密とは?

｢AKB48選抜総選挙｣にて､前年度圏外からのシングル選抜入りが期待されるSKE48 メンバー･柴田阿弥｡注目度の高さは､例えば毎日更新中のGoogle+でも見受けられ､+1の数が総選挙前は平均800～900だったのに対し､速報順位発表後は平均1100～1200ほどに伸びている｡柴田阿弥をもっとよく知りたい･応援したいと思う人が増えた証拠だ｡

4期生として2010年10月のお披露目から約2年半｡同期の木本花音が頭一つ抜け出しSKE48のシングル選抜常連となるも､後に続く者がおらず､チームEからは木本花音のみが起用される状況が続いた｡
柴田阿弥はシングル選抜はおろか､チームEの劇場公演でも良いポジションに立つことが出来ず､ずっともがき苦しんでいたという｡そういった心情を､20歳を迎えた自身の生誕祭でこう話していた｡

｢チームEが出来たばかりの頃､『どうやったら応援してくださる皆さんに見つけてもらいやすい場所で､歌ったり踊ったり､撮影出来たりするんだろう?』と､前で踊るメンバーの背中を見ながら思っていました｡私は上に行こうと決めたその日から､大好きなメンバーもみんなライバルに見えてしまって､『私は一人で戦っているんじゃないか?』と孤独を感じていた事もありました｡｣
｢今だから言える話なのですが､去年の秋から冬にかけて､『今の私のままなら､SKE48を卒業したほうがいいのかな』とも初めて思った事もありました｡｣

明くる日も明くる日も"チャンスの順番"は巡ってこない｡遂には卒業の二文字が脳裏に宿った｡しかし柴田阿弥は諦めず､ファンに向かって次にように決意表明をした｡
｢自分にはSKE48しかないんだなと､それが人生の生き甲斐だと､改めて思います｡｣
｢今年はもっともっと自分の夢や目標を叶える年にしたいです｡もっともっと貪欲に頑張っていこうと思いました｡｣
｢小さな夢や目標も妥協せずに､これからも夢に向かって努力する､輝く私でいられるように頑張りたいと思います｡｣

生誕祭終了後に柴田阿弥は｢AKB48 32thシングル選抜総選挙｣に立候補｡その総選挙で､今までの努力が実り､ファンからの恩返しで､たった一日で1万票以上の票を集めた｡
日産スタジアムの舞台に柴田阿弥を立たせてあげたいと多くのファンが願っている｡

この生誕祭では､他のチームEメンバーから､それぞれ自分だけが知る柴田阿弥のエピソードについて語られた｡
磯原杏華は｢器用そうに見えて洗顔がめちゃくちゃ下手｡洗顔後いつも服がビチャビチャ｣､斉藤真木子は｢チームE内で最後までアドレスを知らなかった｣､梅本まどかは｢運動音痴なイメージなのに､側転をしてた｣､古畑奈和は｢初めて服を一緒に買いに行ったのが阿弥さん｣､内山命は｢自己紹介でステージからはける時､いつも『命さんおもしろーい』って言ってくれる｣､小林亜実は｢『こあみがいないと､やっていけない』ってよく言う｣と話した｡

柴田阿弥と言えば､複数のメンバーと写った写真で一人ぼっちの時が多いことから､ぼっちキャラが浸透している｡ぼっちキャラに関しても､エピソードを持っているメンバーから裏話が明かされた｡
都築里佳は｢阿弥ちゃんは"ぼっちキャラ"だからGoogle+とかで仲良くしてる様子を投稿すると､握手会でファンの人から『阿弥ちゃんと仲良くしてくれてホントにありがとう!』って言われる｡｣と話し､二村春香は｢握手会で『(高校で)ぼっちなの? 阿弥ちゃんのぼっちキャラ取らないでね!』って言われちゃった｣と思わぬ苦言を呈されてしまったそうだ｡

運営側の恣意に左右されず､純粋にファンが推したいメンバーが上位に来れるのが｢AKB48選抜総選挙｣の醍醐味｡柴田阿弥はまさにその象徴的な存在となった｡
最後に､彼女が生誕祭コメントの最後に発したコール&レスポンスをそのまま引用して､応援の言葉に変えたいと思う｡
｢皆さん､柴田阿弥ちゃんをいつ推すの?｣｢今でしょ!｣

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