8/19オンエア・人気ラーメンチェーン店「幸楽苑」特集を大公開!
8月19日の『シルシルミシル』では、人気中華料理チェーン店・幸楽苑を特集した。

これまであまり知られることがなかった秘密も多数公開されたので、早速チェックしていこう。


●幸楽苑はラーメン屋ではなく○○だった

・現在(8/19OA付)、全国に426店舗展開している幸楽苑は、創業者の新井田傳氏が1954年福島県に定食屋『味よし食堂』をオープンしたのがはじまり。
定食以外にラーメンも出していたが、当時ラーメンは大不評。
これを改善するため、東の『幸楽飯店』でラーメン作りの修行を積み、再び店でラーメンを出したところ、見事に大ヒット。
ラーメンでもイケる」と踏み、1960年に店名を『味よし食堂』から『幸楽苑』に変更。本格的にラーメン屋としてスタートを切ったのであった。


●売れすぎて会社が赤字になった

・2007年に他社の低価格路線に対抗し、人気商品であった中華そばを390円から290円に値下げした。
来客数も2倍に伸びて大好評だったが、同時期に麺の材料である小麦の価格が高騰。
料金を390円に戻そうとするも、看板とメニュー変更に5億円かかると分かり諦めざるを得なかった。
結局、来客数は前年度より3倍UPしたものの、客の6割が290円の中華そばを注文してしまい、2006年の4億6000万円の黒字から、2007年は1億6000万円の赤字となってしまった。


●幸楽苑のメニューをさらに安く食べる方法

・中華そば290円ではなく240円で食べられる方法は、幸楽苑の無料の携帯サイト『モバ麺クラブ』に入会する。
そうすると、定期的にメールで50円引き券が送られてくるのだ。
・餃子180円ではなく90円で食べられる方法は、お持ち帰り用の冷凍生餃子を買うこと。
30個入り450円(税込472円)なので、1人前(6個)90円で食べられる計算となる。


●超ハイテク!製造システム

・幸楽苑では麺や餃子をほぼ無人の工場で製造している。
これが、安い価格を実現出来ているポイントである。人件費がほぼかからないからだ。
髪の毛などの異物混入対策にもなる。
麺を製造する機械では、自動的に麺打ちや延ばし、カット、袋詰め、箱詰めまでおこなうことができる。この機械で1日約30万食分の麺を製造している。
だが、これを管理している人間は2人のみ。
餃子を製造する機械では、材料をセッティングするだけで自動的に餃子を作成。
−30度の冷機で瞬間冷凍され、袋詰め、箱詰めされ、店舗に届けられるのだ。


●新メニュー会議を週1でしているがなかなか決まらない

・幸楽苑で現在売られているメニューは全27種類。
そのメニューを開発しているのは4人の商品開発部のメンバー。
1年間に1000品以上のメニューを考案し、毎週社長も交えてメニュー会議も行っているという。
しかし、社長がボツにしまくっているため、なかなか新メニューとして採用されるのは難しい。
だが、その理由は、中華そばを290円にして赤字にした大失敗があるため、これ以上冒険して社員達を路頭に迷わすことはできない社長の親心でもあるようだ。


●先取り!新メニュー情報!

・台湾風辛しらーめん 514円(税込)
・五目野菜らーめん 619円(税込)
※9月8日から来年3月まで販売されるが、在庫が無くなり次第販売終了。


以上、『幸楽苑』を特集してきたわけだが、27種類のメニューがあるとはいえ、やはり中華そば290円を注文する人が多いだろう。
『幸楽苑』でしか出来ない激安新メニューに期待したいところだ。
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