マイガール第1話あらすじ完全版

マイガール

[第1話]

10/09放送

「それじゃあいくね。バイバイ、まさむね君」陽子（優香）は正宗（相葉雅紀）に別れの言葉を告げて海外留学へと旅立った。引き止めることもできたかもしれないのに、当時、学生だった正宗にはそれができなかった。

「陽子さん、待って！」彼女の夢を見て、正宗は今日も目を覚ました。返事の来ない手紙を書き続けて3年、手紙を書くのを諦めて3年。彼女と別れて6年が過ぎた。陽子に捨てられた――正宗は諦めていた。でも、心は彼女から離れない。

そんなある日、正宗の勤めるオフィスに電話が入る。それは「陽子の訃報」を知らせる連絡だった。

コハル（石井萌々果）という少女が塚本陽子の両親に家に引き取られた。彼女は陽子の娘だった。彼女の父親は…。
「これから楽しいこと、いっぱいあるからね」陽子の母（朝加真由美）はそう言うが、コハルは、ちょっと目を話したすきに家を飛び出してしまう。陽子の母はコハルを探す。

陽子の訃報を聞いた正宗が自転車を飛ばして“陽子が住んでいたアパート”にやってくる。すると玄関は開け放たれており、部屋には陽子の遺影が安置されていた。陽子が死んだという現実を突きつけられた正宗は呆然とする。

落胆した正宗は公園へと向かった。その公園には陽子との思い出が詰まった桜の木があるからだ。正宗が桜の木を見ると、その木に登っている少女を見つける。少女の話では、糸電話が木の枝にひっかかってしまったらしい。正宗が糸電話を取ってあげる。そして、正宗と少女は糸電話で話を始めた。

少女の名前は、コハル。2人はコハルの母親の話や、てんとう虫の話をする。すると突然、コハルが正宗をフルネームで呼んだ。驚く正宗に、コハルは正宗がコハルの「パパ」だと告白する。コハルは正宗と陽子の子どもだと言うのだ。

困惑した正宗は、その話を親友の高志（山崎樹範）に打ち明けるが、高志は「人が良すぎるぞ」と正宗を叱咤する…。

その夜、正宗が「陽子が住んでいた」アパートの前を通ると、陽子の母に声を掛けられた。
陽子の母も陽子から「小春の父は正宗だ」と聞いていたらしい。海外留学の話は嘘で、実は、日本で正宗の子供をひとりで出産し、育てていたらしい。すべて学生だった正宗を気遣った決断だったのだ…。陽子の母は正宗に「コハルを預かってほしい」と話す。「1日だけでいいから」その言葉に正宗はコハルを預かることを決める。

翌日、正宗は会社に休みを届けると、コハルを預かった。「子供って、どうすりゃいいんだ…」慣れない子供の世話に正宗は困る。正宗とコハルが公園にいると、突然、会社の先輩がやってきて「はやく（仕事に）来い！」と怒鳴った。正宗の手配ミスで作業が止まってしまい、大混乱になっているというのだ。

「ここで待っていてね」正宗はコハルにこの場で待つように言うと、仕事場に急いだ。

コハルは正宗をずっと待っていた。そのうち雨が降ってくるが、コハルは動こうとしない。近所のお母さんが心配して声を掛けるが、それでもコハルはその場を離れなかった。やがて仕事を終えた正宗が戻ってくるが、コハルはその場に倒れてしまう。

病院で陽子の母は「自分がコハルを引き取り育てる」と正宗に告げる。病院の玄関先で、コハルは正宗に、陽子が作った大事なお守りを手渡す。「これをもっていれば寂しくないです」と…。

ところが翌日、コハルはまた家を出てしまった。陽子の母から電話をもらった正宗は、思い出したようにコハルからもらったお守りを開けると、そこには正宗と陽子の“思い出のてんとう虫の飾り”が入っていた。弾かれるように正宗は、コハルと出会った公園に急いだ。

桜の木にコハルはいた。大切な糸電話を持って…。

正宗がコハルに言葉を掛けると、コハルは「ママの大好きな人と一緒にいたい」と自分の気持ちを正宗に伝えた。コハルの気持ちを知った正宗は「自信はないけれど、一緒に暮らしませんか？」と優しく言葉をかけるのだった。

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