オトコの子育て
[第3話]
篤(高橋克典)は健太郎(吉川史樹)が点数の悪かった算数のテストを隠そうとしているのを発見。責めるどころか、隠すのを一緒に手伝い始めた。そこへ凛子(夏居瑠奈)が現れ、今まで隠していたテストまで全部見つかってしまう。篤は勉強など出来なくてもいいと言うが、弥生(国仲涼子)や凛子は反論。凛子は次のテストで健太郎が自分よりいい点を取れなかったら、塾に行かせると言って、篤に月謝を出すよう命じた。そんな金を払いたくない篤は、健太郎に「勉強ができると女の子にモテる」と言いくるめて、やる気を出させようとする。11/09放送
学校では洋介(小泉孝太郎)が課外活動として工場見学を企画していたが、これにまた正樹(尾美としのり)がクレーム。息子は塾があるから行かせられないと言う。希望する児童だけの課外活動だから大丈夫だと洋介が答えると、正樹は参加する子としない子がいるのは不公平だと言い出し、中止するよう迫ってきた。工場見学を楽しみにしていた凛子は東大卒の正樹のほうが洋介より力があるのを感じ、ますます学歴の大切さを実感。健太郎を私立中学受験用の難関塾に通わせると言い出す。
一方、月末までに店の売り上げ目標を達成しなければならない弥生は雑誌の撮影現場に遭遇。みさよ(青山倫子)のつてでスタイリストを紹介してもらい、店の宣伝に協力してくるよう頼んだ。すると、リベートを要求され、弥生は自腹で払う。そこにやってきた篤はそんなぼったくりをされてまで頑張っているのかと余計なことを言って、弥生は激怒。その日、健太郎の勉強は篤が一人で見なければならなくなってしまう。
帰宅しようとした篤は正樹の息子の竜也(熊谷知博)の姿を発見。彼に勉強を教えてもらおうと、家に招く。竜也の教え方のおかげで、健太郎はめきめきと算数ができるようになっていった。
いよいよテスト当日。篤は仕事の打ち合わせ中も落ち着かない。その頃、弥生の店に例のスタイリストが来ていた。弥生は意を決して、宣伝の話はなかったことにしてほしいと言って、スタイリストを帰らせる。
やがて、テストの答案が返ってきた。凛子は分数の計算方法を覚え間違えていたため、45点とさんざんな成績。対する健太郎は61点を取って、篤も大喜びする。凛子はテストはまだ返ってきていないと言って、答案を隠してしまった。
洋介から凛子の点数を聞いた篤は、引っ込みが付かなくなっている彼女にどう接していいか悩み始める。困った篤は弥生のもとへ。篤の家に出向いた弥生は何も知らない振りをして、それとなく励ましてあげることに。だが、つい「45点ならマシ」と口走ってしまい、凛子は憤慨。篤は洋介が弥生にバラしたのだと嘘を言って、責任逃れする。弥生は怒るが、スタイリストに頼らないことに決めたのは篤のおかげだと言って、自分が悪者になることを受け入れた。その代わり、後のフォローはしておくようにと篤に命じる。
篤は凛子の部屋へ行き、弥生は悪くないと告げた。権力を持っていても人間としての点数が低かったら意味がない、弥生は人間としての点数は高いというのだ。凛子はあきれながらも、次第に篤の言葉に心動かされていった。
やがて、篤は中止になってしまった工場見学に行こうと言い出す。工場の取材があるから、自分が連れていってやるというのだ。だが、現地に着くと、篤は工場内には入らず、外観だけの見学だと言い、弥生と凛子はあきれるばかり。その頃、みさよが送りつけてきた篤の荷物が自宅に届けられていた。
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キャスト
矢島篤(やじまあつし) / 高橋克典(たかはしかつのり)三流雑誌のフリーライター。妻子がいながら・・・
水沢弥生(みずさわやよい) / 国仲涼子(くになかりょうこ)
篤の死んだ妻が店長をしていた雑貨店の店員・・・
丸山洋介(まるやまようすけ) / 小泉孝太郎(こいずみこうたろう)
篤の長女の担任を務めている真面目な教師。・・・
大平万作(たいへいまんさく) / 加藤茶(かとうちゃ)
篤や洋介の行きつけの飲み屋の店主。子供に・・・
中西冴子(なかにしさえこ) / 鈴木砂羽(すずきさわ)
篤たちの隣の家に住む教育ママ。エリート志・・・
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