宿命 1969-2010〜ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京
[第8話]
03/12放送

崇(北村一輝)と尚子(上原美佐)の披露宴が行われた。
その様子はマスコミにも取り上げられ、いよいよ崇は政界進出に向けて踏み出す。

そんな中、崇の媒酌人を務めた滝沢総理(若林豪)の元中国の女性情報部員とのスキャンダルが報じられた。
白井(奥田瑛二)は対応に追われるが、滝沢は失脚するという噂が広まる。

その雑誌を見た宣子(小池栄子)は、スキャンダルの相手が崇がかつて付き合っていた女性だと気付き、不敵に笑う。

一方、崇も滝沢のスキャンダルの相手がジージィだと気づき、動揺していた。
そんなことまでは知らない三奈(真野響子)も別の思惑から困惑。
滝沢は眞一郎(奥田瑛二)の派閥の長で、崇と尚子の仲人を務めていたころから、崇の将来に支障が出ると考えていた。
すると、崇は滝沢総理が失脚すれば、次の総理は眞一郎だろうから、心配はないと言い放つ。

実際、今回のスキャンダル報道は眞一郎が滝沢を陥れるために、記者に情報を流したものだった。

眞一郎の訪問を受けた滝沢は自分は政界から引退して派閥を眞一郎に譲ると言う。
だが、滝沢は眞一郎に交換条件を出した。
自分の次男を眞一郎の次女の亜希子(藤井美菜)の婿養子にして、白井姓で選挙に出馬させてくれと言う。
自分のスキャンダルのせいで、滝沢姓で出馬させることはマイナスになると考えたのだ。
崇が出馬するはずの選挙区だったが、眞一郎は滝沢の申し出を受け入れる。

その頃、崇は宣子と会っていた。
彼女はニューヨークに渡って、再出発すると言う。
崇とジージィの写真は週刊誌に送ってしまったが、公表されるかは運次第だと告げた。

やがて、崇とジージィの写真が週刊誌に載り、眞一郎は崇に政界進出はあきらめろと言い渡す。
崇は有川会の財力を武器に望みをつなぐが、既に滝沢の息子と亜希子の結婚が決まっていた。
滝沢のバックアップを受けられることになった今、白井家に経済的な問題はなく、もはや有川会は必要なかった。

崇は眞一郎を訪れた。
眞一郎は滝沢は国賊だと言うが、崇はそのスキャンダルを隠したり、利用したりしたことはどうなのだと追及。
そして、いつか自分は国政の場に出て、眞一郎を打ち負かすと宣言。
それこそが、自分の「宿命」だと気づいたというのだ。
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キャスト
有川崇 / 北村一輝(きたむらかずき)
財務省エリート官僚。 有川家長男。野望を・・・
笹山宣子 / 小池栄子(こいけえいこ)
崇の元恋人。崇とは長く付き合っていた。結・・・
白井尚子 / 上原美佐(うえはらみさ)
崇の婚約者。代議士の妻になると宿命づけれ・・・
有川透 / 細田よしひこ(ほそだよしひこ)
有川家次男。優秀な兄とは正反対。
白井逸子 / 松坂慶子(まつざかけいこ)
尚子の母。子供に帝王学を教え鍛え上げる。
白井眞一郎 / 奥田瑛二(おくだえいじ)
民自党政調会長。ひそかに政権交代をもくろ・・・
有川三奈 / 真野響子(まのきょうこ)
崇を権力の頂点に立たせるべく尽力する。
白井亜希子 / 藤井美菜(ふじいみな)
白井家の次女。素直に育っている。

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