梅ちゃん先生
[第9週]
――昭和26年。05/28放送
医専の卒業試験合格のため、梅子(堀北真希)は懸命に勉強していた。この時期、最終学年の学生が悩むのは、卒業後のインターン先。勤務する病院選びだった。
雪子(黒川智花)は医専の附属病院に進路を決めていた。一方、弥生(徳永えり)は、梅子の父・建造(高橋克実)が教授をしている帝都大学病院への進路を考えている事を聞く。弥生の言葉を聞いた梅子もインターン先に帝都大学病院を考えるようになる。
「――帝都大学病院をインターンにしようと思う」という梅子の言葉に建造は反対した。しかし梅子は聞く耳を持たず、帝都大学病院をインターン先に選び、採用される。
梅子の初の配属先は耳鼻科だった。勤務し始めた梅子は病院で松岡(高橋光臣)と再開する。松岡は帝都大学病院の内科に医師として勤務していたのだ。
インターンの日々は大変多忙なものだった。そんなある日、梅子は篠田(正名僕蔵)という患者に呼び止められる。篠田は自分が病気で死ぬと思い、日々悩んでいた。篠田は梅子が自分の主治医である建造の娘だと知り、建造に「自分の余命を聞いてほしい」と頼んできたのだ。
そんな中、梅子は、自分の病が死に至るのではないかと悩む患者・篠田(正名僕蔵)に呼び止められる。梅子が、自分の主治医・建造の娘であると知り、あることを頼みたい、というのだ。それは、「自分の余命を建造に聞いて欲しい」というものだった。
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キャスト
下村梅子 / 堀北真希(ほりきたまき)父は大学病院の医師で、3人の姉・兄を持つ末っ子。
負けん気が強く、医者を志して女子医学専門学校に入学する。
診療所を開いてからは「梅ちゃん先生」と親しまれる。
下村竹夫 / 小出恵介(こいでけいすけ)
梅子の兄。父に憧れて医師を志し、医科大学に通っていた。
だがやがて本当の自分らしい生き方を考え始める。
下村松子 / ミムラ(みむら)
下村家の長女で、梅子の姉。容姿端麗な優等生。
やがて丸の内の企業に就職し職業婦人となる。
下村建造 / 高橋克実(たかはしかつみ)
梅子の父親。子どもの頃、下村家に養子として入り医師となった。
現在は大学の医学部教授。
優秀な医師だが、いつもしかめっ面で言葉少ななため、とっつきにくい。
梅子が医師になりたいと言った時には反対するが、梅子が自分の医学への思いを継ぐ存在であることを実感し、やがて応援するようになる。
下村芳子 / 南果歩(みなみかほ)
梅子の母。いつも温かな愛情を注ぎ、ニコニコして家族を支えている。
子どもたちとガンコ親父の建造との間に入って、子どもたちの味方になってくれる。
家族の結束の中心的な存在。
安岡信郎 / 松坂桃李(まつざかとおり)
梅子の幼なじみ。安岡家の息子で中学卒業後は父親の工場を手伝うようになる。
下村正枝 / 倍賞美津子(ばいしょうみつこ)
梅子の祖母で、建造の養母。
出しゃばることはしないが、ときどきうがったことをボソっと言う。
梅子の本当の良さを分かっている良き祖母。
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