落合監督「下手したら試合中に倒れていた」、球審体調不良に気遣い

27日に行われた中日対巨人の4回戦で、審判員が試合中に交代するハプニングがあった。

事のはじまりは二回表。
巨人の攻撃で先頭の藤井が遊ゴロに倒れた際に、中日・落合監督が森健次郎球審の異変に気づいた。
「なんだか様子がおかしい。フラフラしている」
落合監督は森球審のもとに歩み寄ると交代を勧めた。
落合監督からの進言を受け、直後の二回裏に森球審は退き、代わって名幸一明二塁塁審が球審に、予備審判の橘高淳審判が二塁塁審に回った。

試合後、責任審判の真鍋勝己三塁塁審は「森球審は続行の意思をみせたが、球団に迷惑がかかるので止めました。それも(審判の)責任の一つ」と説明。
落合監督は交代を勧めた際のことを「あのまま続けていたら、下手したら試合中に倒れていた。誰かが言ってやれば、代わりやすくなるだろう」とコメント。
あくまで寡黙に、それでも確かな気遣いを見せた。

(2010年4月29日)

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