ドイツに不安!? 司令塔シュヴァインシュタイガーが太もも負傷ケガ人続出〔W杯〕

27日のW杯決勝トーナメント1回戦でイングランドとの対戦を控えるドイツ代表だが、MFバスティアン・シュヴァインシュタイガーが太ももを痛めており、この大一番への出場が微妙となっていることが分かった。ロイター通信が報じている。

アシスタントコーチのハンジ・フリック氏は24日、シュヴァインシュタイガーの状態について、医師団がイングランド戦には間に合いそうにないとの見解を示していることを明らかにした。
フリック氏は「我々は彼がプレーできるよう願っている。彼は重要な選手だ」と述べ、直前まで望みを捨てない意向を示した。

シュヴァインシュタイガーはミヒャエル・バラックがケガにより大会欠場を強いられてから司令塔としてチームを牽引してきたが、23日の1次リーグ最終戦で負傷。
代役としてはトニ・クロースが考えられるが、チームは試合直前までシュヴァインシュタイガーの回復を待つと思われる。

また、フリック氏はDFイェローメ・ボアテンクも同じ試合でふくらはぎを痛めており、シュヴァインシュタイガー同様イングランド戦の出場が怪しいと話した。
不安要素を抱えるドイツだが、不幸中の幸いか足首を痛めていたMFメスト・エジルはケガから回復し、イングランド戦には間に合うという。

W杯での宿敵イングランドとの対決は1990年大会の準決勝以来。
過去4度の成績は1勝1敗2分と五分五分だ。
主力2選手が出場できないとなるとドイツの苦戦は必須だが、何としてでも勝ちたいこの勝負。
ドイツの英雄、ベッケンバウアーの後継者と呼び声高いエジルは
「相手がどこだろうと関係ない。どこも怖くはないよ」
と、逆境にも臆することなく言い切った。

(2010年6月26日)

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