戦力外・石井琢、“赤”の新天地で現役続行!

“青”の男に“赤”のチームが救いの手を差し出した。

広島は12日、横浜から戦力外通告を受けた石井琢朗内野手(38)を獲得することを発表した。
現在広島は内野手の補強を進めており、今回の石井琢の獲得は今までの経験と実績を買った上での内野手補強の一環だという。

ここで石井琢の実績を振り返る。
1989年に栃木・足利工業高校からドラフト枠外で投手として大洋ホエールズ(現：横浜)に入団。
その後、打者に転向し、今季までの20年間でプロ通算の成績は、2158試合2307安打・打率2割8分3厘・355盗塁。
横浜の打撃陣を自らの腕で引っ張ってきたと胸を張って言える成績を残してきた。

しかし、2006年のシーズンオフに左ひざを手術したことが引き金となり、今季はベンチで試合を見守る日々が続いていた。
そして今回の20年間所属し続けた横浜からの戦力外通告。
これには本人も動揺を隠せなかったようだ。

新天地が広島に決まったことに対し、石井琢本人は、
「正直、ほっとしている。来季の戦力として獲得してもらいとてもうれしい。カープのために一から頑張りたい」
と本音を語った。

40歳目前、現役続行にこだわる石井琢の新たな挑戦がいま始まる。

(2008年11月13日)

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