阪神に救世主現る!! 高卒ルーキー･秋山がプロ初完封で球団史上初の快挙も達成

【阪神 5-0 ヤクルト】セ･リーグ制覇へ､阪神に若き救世主が現れた｡

チームの連敗を止めたのは､またしても高卒ルーキー･秋山拓巳投手だった｡

球速以上に球威のある直球に､縦に大きく割れるカーブでヤクルト打線を翻弄｡
ピンチらしいピンチを作らず､終わってみれば､わずか93球､散発4安打の無四球完封勝利で今季3勝目｡

阪神の高卒新人の無四球完封勝利は､2リーグ制以降では球団史上初の快挙となった｡

｢プロに入って初めての甲子園のマウンドだったんですけど､(今まででの登板で)一番落ち着いて投げられた。本当に投げやすかった｣(スポニチアネックスより)

お立ち台でこう振り返った秋山からは､早くもエースの貫禄が感じられた｡

さらにこの試合では､7回に貴重な追加点となるタイムリーを放ち､プロ初打点を記録｡
高校通算48本塁打で｢伊予ゴジラ｣と呼ばれた打力も披露した｡

女房役の城島は､
｢きょうは完全なゲーム｡それも秋山のピッチングに限るよ｡勝って(チームの連敗を)止めて､また勝って止めて､エースでもそうできることじゃない｣(同)
と､これまでの3勝すべてがチームの連敗を止める勝ち星になっている若き右腕を絶賛した｡

前日､守護神･藤川が打たれて敗れた阪神｡
連敗を止めただけでなく､疲れの見える中継ぎ陣を休ませることができたのは大きい｡

秋山の1勝で､阪神は息を吹き返すことができるか｡

(2010年9月13日)

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