ドラフトの目玉をメジャーが強奪!? 中大･沢村拓一獲りにヤンキース参戦!!

今月28日に行われるドラフト会議で早大･斉藤祐樹投手と並ぶ目玉選手､中大･沢村拓一投手に米大リーグのヤンキースが身分照会を行ったことがわかった｡

最速157キロの直球が武器の沢村は､すでに巨人をはじめ複数球団が1位指名するとみられる逸材｡
しかし､本人はメジャー志向を持っており､ヤンキースの動向次第では国内球団のドラフト戦略に大きな影響を与えることになりそうだ｡

身分照会とは大リーグ球団がプロ､アマ問わずに日本の選手と契約交渉を行う場合に必要とされる手続きであり､ヤンキースがこれから獲得に本腰を入れることは必至｡
19日の東都大学リーグ･国学院大戦には紀田彰一日本駐在スカウトを送り､その投球をじっくりとチェックした｡

メジャー関係者が､
｢素質は十分｡もしメジャー入りを希望すれば､獲得に手を挙げる球団は複数出てくる｣(スポーツ報知より)
と証言する中､ヤンキースが真っ先に動き出した形だ｡

今年7月､ヤンキースの編成の全権を握るキャッシュマンGMは日本市場のスカウト活動について､
｢失敗も含めたいろいろな経験から新しいことを学び､アジャストして､よりよいシステムになっている｡日本市場はしっかり調査は続けている｣(スポニチアネックスより)
とコメント｡

これまでヤンキースは伊良部､松井､井川とプロ球団に所属する選手を獲得してきたが､昨年は花巻東･菊池雄星(現西武)との面談に参加｡
日本人アマ選手にも獲得範囲を広げてきている｡

ドラフト本番は2日後｡沢村の決断に大きな注目が集まりそうだ｡

(2010年10月26日)

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