巨人ドラ1･沢村拓一投手の課題は｢打撃｣!? 最高条件で仮契約も厳しい評価!!

巨人にドラフト1位指名された沢村拓一投手(中大)が15日､都内のホテルで入団交渉を行い､契約金1億円プラス出来高5000万円､年俸1500万円の新人最高条件で仮契約を結んだ｡

｢(今まで)巨人に入ることを目標にしてきましたが､ここからが本当の勝負｡期待に応えるか応えないかは自分次第｣(スポーツ報知より)
と晴れやかな表情で語った沢村｡

会見の席では原監督からの､
｢ローテーションの一角を担う投手になってください｣(同)
というコメントが読み上げられるなど即戦力として期待は大きいが､本人もそれを十分に自覚した上で､
｢自主トレ､(来春の)キャンプ､オープン戦と必死になって自分という投手を表現できれば結果はついてくる｣(同)
と自信を見せた｡

しかし､清武球団代表は､
｢自球団の選手との競争に勝たないと4月(の１軍)はありえない｡大学ナンバーワンといってもプロでどれだけ通用するか分からない｣(サンケイスポーツより)
と厳しい評価｡
ドラフト1位の"ダイヤの原石"に対しても特別扱いしないことを強調した｡

開幕1軍入りのため､沢村の課題となりそうなのが意外にも"打撃"｡
所属する東都大学リーグはDH制だったため､投手の沢村はバットを握る機会はほとんどなかった｡
高校通算本塁打は､
｢5本くらい｣(ニッカンスポーツより)
と決して打撃に自信があるわけではないが､DH制のないセ･リーグで先発完投型のエースを目指すのであれば､打撃力の向上は必須｡
本人も､
｢チャンスでは自分で打ってかえさないといけない｡バントやチャンスメークもしっかりできるようにしたい｣(同)
と先発投手としての総合力を磨いていく覚悟を明らかにした｡

王座奪回を目指す巨人にとって､"野手･沢村"の活躍は必要不可欠になりそうだ｡

(2010年11月16日)

その他のBASEBALLニュース