阪神･城島健司､開幕マスクにこだわる裏にはメジャー時代の苦い経験がある!?

左膝半月板損傷からの復活を目指す阪神･城島健司捕手が9日､昨年11月の手術以来となる公の場に姿を現し､
｢もちろん開幕を目指しているし､出る気満々でいる｣(スポニチアネックスより)
と宣言｡
開幕戦出場が絶望と報じられてきたが､その心は折れていないようだ｡

球団側は今オフ､楽天からFAで藤井彰人捕手を緊急補強｡
さらに城島には､春季キャンプの2軍スタートを伝えている｡

そんな状況の中でも開幕マスクにこだわる城島｡
そこにはメジャー時代の苦い経験が関係している｡

2006年､日本人捕手として初めて海を渡った城島は144試合に出場し､打率.291､14本塁打､76打点の好成績をマーク｡
信頼を掴み取った城島は､その後もマリナーズの正捕手として君臨した｡

しかし2009年､開幕マスクは被ったもののシーズン序盤に右太股裏の肉離れで戦線離脱｡
欠場中に当時新人だったロブ･ジョンソン捕手が頭角を現し､正捕手の座を奪われた｡

昨季､5年ぶりの日本球界復帰を決心したのは出場機会を求めてのこと｡
すでに阪神では不動の地位を確立しているが､
｢プレーヤーはやっぱり試合に出なきゃいけないとオフの間にもかみしめた｣(同)
とメジャーで味わった屈辱は今でも忘れていない｡

この日はスムーズな歩行を披露し､順調な回復ぶりをアピール｡
今後はキャンプに向け､徐々にリハビリのペースを上げていくという｡

気になるリハビリの内容については､
｢これだけつらい練習をしているとか､見せるものじゃない｡開幕の時に跳んだりはねたりできたらいいわけだから｣(同)
と多くを語ろうとはしなかった城島｡
表情からは自信が感じられるが､果たして阪神の開幕マスクを被るのは誰になるのだろうか｡

(2011年1月15日)

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