日本ハム･ダルビッシュ有の肉体改造に疑問の声!? ｢完全に力に頼っている｣

早くも5年連続となる開幕投手に内定している日本ハム･ダルビッシュ有投手｡
3日のオープン戦では4回を2安打無失点に抑え､開幕へ向けて順調な仕上がりをアピールした｡

ダルビッシュは今オフ､徹底的な肉体改造に着手｡
筋力強化とともに食事量を大幅に増やし､これまで90キロ前後だった体重を一気に100キロへ増量した｡

その甲斐あってか､3日のオープン戦では150キロ越え直球を連発｡
自身国内最速タイとなる156キロもマークし､周囲の度肝を抜いた｡

しかし､急激な体重増加を心配する声もある｡

ライバル球団の某トレーナーは､
｢体重が重くなれば､必然的に体のキレは悪くなるわけです｡そうなると､これまでのような体全体をしならせたフォームだからこそ生まれた､伸びのあるボールが投げられなくなる可能性が出てくる｡現在の直球も確かに球威はありますが､完全に力に頼っていますからね｡長いシーズンを通してその投球ができるかは微妙です｣(日刊ゲンダイより)
とコメント｡
力に頼る投球では､蓄積疲労が出てくる夏以降にケガの可能性を高めてしまうのだという｡

そんな中､早くも悪い予感が的中しようとしている｡

10日の中日戦に先発予定だったダルビッシュだが､右肘の張りを訴え登板回避｡
さらには､3日のオープン戦から違和感を感じていたことを告白したのだ｡

ダルビッシュは､
｢シーズン中だったらこれくらいの張りがあっても投げている｣(スポニチアネックスより)
と軽症を強調しているが､順調に見えた開幕への道のりに狂いが生じることは必至｡
最悪の場合､ぶっつけでの開幕に臨むという可能性も浮上している｡

これまでにも､松井秀喜や松坂大輔など､メジャー挑戦を機に肉体改造に取り組む選手は多くいた｡
しかし､そのほとんどがフォームを崩したり､怪我に繋がったりと失敗に終わっている｡

果たして､ダルビッシュの肉体改造は吉と出るか､凶と出るか｡

(2011年3月12日)

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