フレッシュ球宴､MVPは地元･富山出身の荒木貴裕! 途中出場で攻守に存在感

【イースタン選抜 10-0 ウエスタン選抜富山市民球場】
若手選手によるフレッシュオールスターゲームが21日､富山市民球場で行われ､イースタン選抜がウエスタン選抜に10-0と大勝｡
最優秀選手賞(MVP)には､富山県出身のヤクルト･荒木貴裕内野手が選ばれた｡

六回から途中出場した荒木は第1打席こそ凡退したが､八回の第2打席ではあわやオーバーフェンスという左越え適時二塁打｡
九回にも右前打を放ち､3打数2安打1打点の活躍を見せた｡
また遊撃の守備でも､中前に抜けようかという打球をダイビングキャッチするなど好プレーを連発｡
地元の大歓声を背に､見事MVPと賞金100万円を獲得した｡

富山県小矢部市出身の荒木は､近畿大学からドラフト2位でヤクルトに入団｡
ルーキーイヤーの昨年は､球団40年ぶりとなる新人開幕スタメンを勝ち取り､大きな注目を集めた｡
しかし今季は川端らの台頭で､1軍出場は1試合のみ｡
リーグ首位を走るチームに貢献できず､もどかしさを感じていたという｡

試合後､お立ち台に上がった荒木は､
｢声援は凄く聞こえました｡力になりました｡地元の皆さんの前で元気な姿を見せられて良かった｣(スポニチアネックスより)
と声援に感謝｡
25日から再開する後半戦に向けて､
｢自分としても乗っていきたい｡チームに戻ってもやっていきたいし､優勝を目指すチームに少しでも貢献したい｣(中日スポーツより)
と力強く宣言した｡

この日､スタンドでは親戚ら20人以上が観戦｡
賞金100万円の使い道を聞かれると､
｢貯金しようかな｡いや､両親にプレゼントします｣(同)
と照れ笑いを浮かべた｡

なお､優秀選手賞は秋山翔吾(西武)､杉谷拳士(日本ハム)､福井優也(広島)､駿太(オリックス)の4人が受賞｡
通算成績はイースタン選抜の17勝26敗5分けとなった｡

(2011年7月22日)

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