イチローが877人中863位という屈辱的な順位を付けられたランキングとは!?

11年連続200安打達成が､限りなく厳しくなったマリナーズ･イチロー外野手｡
年齢による衰えなどが指摘される中､今季の不振を象徴するかのような衝撃のランキングが発表された｡

そのランキングとは､米ウェブサイト『Baseball Player Salaries』が発表した年俸と成績における『コストパフォーマンス(費用対効果)ランキング』｡
なんと､イチローは調査対象選手877人中863位という屈辱的な順位を付けられているのだ｡

同ランキングは､『Baseball Player Salaries』が選手の年俸､安打数､本塁打数､塁打数などを基に算出したもの｡
イチローの今季年俸は日本人最高の1700万ドル(約13億円)で､マリナーズ全選手の合計額の約22％｡
それにもかかわらず､今季はここまで打率.274で安打数は178｡
チームもア･リーグ西地区で断トツの最下位ということもあり､今回の厳しい評価となったようだ｡

同ランキング1位に輝いた最もコストパフォーマンスの高い選手は､年俸41万6000ドル(約3200万円)で32本塁打を放っているマイク･スタントン外野手｡
彼とイチローを比較すると､イチローの"燃費の悪さ"が際立つ｡

ヒット1本あたりのコストは､スタントンが3409ドル(約27万円)なのに対し､イチローは10万ドル(約800万円)｡
1試合あたりのコストでは､スタントンが3081ドル(約24万円)なのに対し､イチローは10万ドル(約800万円)だ｡
また同サイトでは一般の職業との比較も行なっており､それによると､イチローは1日で米国の警察官の年収を､8日間でオバマ大統領の年収を稼ぎ出すという｡

イチローに対する厳しい評価をMLBアナリストの古内義明氏は､
｢米国では高給取りの代名詞である野球選手の成績や年俸は､様々な検証を加えて評価される｡
年俸に見合う働きができないと"批判されて当然"とばかりに､日本とは比べものにならないバッシングを浴びます｣(週刊ポストより)
と説明｡
10年連続打率3割､200安打､オールスター出場という輝かしい成績を誇るイチローへの批判は､ある種避けられないものなのかもしれない｡

ちなみに､その他の日本人選手はツインズ･西岡が857位､レッドソックス･松坂が831位､メッツ･五十嵐が615位､インディアンス･福留が580位､アスレチックス･松井は507位｡
調査対象選手877人の上位半数に入ったのは､352位のブリュワーズ･斎藤と406位のドジャース･黒田のみであった｡

(2011年9月23日)

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