復興支援試合に臨む侍ジャパン24人発表! 斎藤､中田ら初代表が18人!

日本野球機構(NPB)は26日､3月10日に東京ドームで行われる東日本大震災復興支援試合｢日本代表-台湾代表｣に出場する代表メンバー24人を発表｡
18人が初の代表入りというフレッシュな顔ぶれが揃った｡

2009年のWBC以来3年ぶりに結成された"侍ジャパン"｡
その面々は新たな時代を感じさせるものとなった｡

連覇を果たした2009年のWBCに出場したメンバーはわずか5人｡
パ･リーグ本塁打王の西武･中村､セ･リーグMVPの中日･浅尾､同首位打者の巨人･長野など昨年のタイトル獲得者を中心に選考が行われた｡
そのほか､日本ハム･斎藤や中田､西武･炭谷､セ･リーグ新人王の巨人･沢村など20代前半の若手選手も初選出されている｡

指揮を執るソフトバンク･秋山監督は､選考基準について､
｢将来も見据えて選考した｡この機会にジャパンのユニホームを着る経験をすることで､成長する可能性を秘めた選手を選んだ｣(ニッカンスポーツより)
と説明｡
｢イキのいい選手､これから伸びていくだろうという選手が多い｡躍動感ある野球を見せられると思う｣(同)
と来春のWBCでは主力となるであろう選手たちに大きな期待を寄せている｡

1試合限定のチャリティーマッチとはいえ､初代表の選手にとっては絶好のアピール場｡
主砲として期待される中村は､
｢WBCという大会もできたので､出たい気持ちはあります｡日本代表として恥じないプレーをしたいと思います｣(同)
と初の日の丸に気合い十分｡
オリックス･坂口も､
｢注目されるし､アピールの場でもあると思うので､いい緊張感で違う国と試合ができることを楽しみたい｣(デイリースポーツより)
と未来を見据えた｡

なお､試合には被災地の自宅を離れて関東地方で生活している被災者1万2千人を招待する予定｡
震災から1年､生まれ変わった"ヤングジャパン"が日本に元気を与えてくれるはずだ｡

●東日本大震災復興支援試合代表メンバー
投手=斎藤佑樹(日本ハム)､平野佳寿(オリックス)､田中将大(楽天)､吉見一起(中日)､浅尾拓也(中日)､石川雅規(ヤクルト)､沢村拓一(巨人)､内海哲也(巨人)

捕手=細川亨(ソフトバンク)､炭谷銀仁朗(西武)､嶋基宏(楽天)

内野手=本多雄一(ソフトバンク)､中島裕之(西武)､中村剛也(西武)､坂本勇人(巨人)､新井貴浩(阪神)､栗原健太(広島)､渡辺直人(DeNA)

外野手=内川聖一(ソフトバンク)､中田翔(日本ハム)､糸井嘉男(日本ハム)､坂口智隆(オリックス)､岡田幸文(ロッテ)､長野久義(巨人)

(2012年1月27日)

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