阪神ドラ1･伊藤が開幕スタメンに名乗り! 初の対外試合で2安打1打点!

【練習試合阪神 8-5 日本ハム宜野座】
阪神のドラフト1位ルーキー･伊藤隼太外野手が12日､日本ハムとの練習試合に｢1番･中堅｣でフル出場｡
初の対外試合で､5打数2安打1打点と結果を残した｡

今キャンプ最多となる1万2000人のファンから大声援を受け､プロ初打席に入った伊藤｡
ファーストストライクから積極的に振りにいき､1ボール2ストライクと追い込まれてからの外角直球を中前にはじき返した｡

ルーキーの一打をきっかけに､阪神打線はこの回一挙6点の猛攻｡
伊藤が先制のホームを駆け抜けると､和田監督も思わず手を叩いて喜んだ｡

さらに､九回2死一､二塁で迎えた第5打席では､左腕･宮本から一､二塁間をしぶとく破る右前適時打｡
左腕への対応力だけでなく､勝負強さも見せ付けた｡

鮮烈なデビューを飾った伊藤は､プロ初ヒットを振り返り､
｢とにかく思い切って振っていこうと思いました｡打った瞬間?必死でしたので走塁のことを考えていました｣(中日スポーツより)
と笑顔でコメント｡
ただ､2三振を喫したこともあり､
｢(自己採点は)50点くらいじゃないですかね｡守備も走塁もまだまだやるべきことがあるので｣(同)
と気を緩める様子はなかった｡

ルーキーの猛アピールに和田監督は､
｢ゲームになると変われる選手｡いいものを見せてくれた｣(サンケイスポーツより)
と満足げ｡
今後も対外試合に起用していくことを明らかにした｡

阪神の外野陣は金本､マートンの起用がほぼ決定的｡
残り1枠を俊介や柴田といった器用でスピードのある選手が争うことになる｡
慶應義塾大学時代に4番を務めていた伊藤が持ち前の長打力をアピールできれば､開幕スタメン入りはグッと近付くだろう｡

(2012年2月13日)

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