巨人･沢村､初実戦でいきなり151キロ! 体重7キロ増で｢理想の動きになってきた｣

【練習試合巨人 5-1 楽天那覇】

巨人･沢村拓一投手が21日､楽天との練習試合に先発｡
今季初となる対外試合で､いきなり最速151キロをマークするなど2回を無失点に抑え､新人王に輝いた昨季から進化した姿を見せつけた｡

今オフ､1日最大8度の食事と徹底的なウエートトレーニングで体重を7キロ増やした沢村｡
一回り大きくなった体から放たれる直球は､いきなり周囲の度肝を抜いた｡

初回､先頭･聖沢へ投じた4球目が150キロを計測｡
6球目にはこの日最速となる151キロをマークし､最後も150キロの直球で見逃し三振に斬って取った｡
つづく2回はカーブも織り交ぜ､簡単に三者凡退｡
予定していた2回を内野安打1本に抑える完璧な投球で､順調な調整ぶりを示した｡

試合後､沢村は球速について､
｢おまけみたいなものです｣(スポニチアネックスより)
と涼しい表情｡
ただ､体重増による進化は感じているようで､
｢体重を増やして徐々に自分の理想の動き､正しい動かし方になってきた｣(ニッカンスポーツより)
と手応えを口にした｡

2年目ながらローテーションの主軸を担う投手としての貫禄と風貌が出てきた沢村について､原監督も､
｢この時期に150という数字が出ていることは悪いことじゃない｡非常に良かった｣(同)
と絶賛｡
開幕投手は内海､杉内､そして沢村による三つどもえの争いになるとみられるが､
｢3人のうちの1人ですよ｡その順番だけです｣(同)
と現状では横一線であることを強調した｡

沢村の次回登板は26日のロッテ戦｡
実績で上回る内海､杉内を抑えて開幕投手を勝ち取るためには､さらなる快投が求められる｡

(2012年2月22日)

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