ダルビッシュ､キャンプ初日からブルペン入り! わずか30球で監督を魅了!

ポスティングシステム(入札制度)で日本ハムから米大リーグ･レンジャーズに移籍したダルビッシュ有投手が23日(日本時間24日)､米アリゾナ州サプライズでメジャー1年目のキャンプをスタートさせた｡

午前7時50分に球場入りしたダルビッシュは､同10時に背番号｢11｣のユニフォームを身に付けグラウンドに登場｡
キャッチボールや守備練習､ブルペンでの投球練習など約2時間の初練習をこなした｡

注目度の高さを表すように､ブルペンには日米合わせて約200人の報道陣が殺到｡
ダルビッシュも気合いが入ったのか､いきなり変化球を交えて計30球を披露した｡

投球を見守ったワシントン監督は､
｢ボールが低めに集まり､制球も良かった｡心地よい投球だった｡球威もあって､変化もつけられる｡彼の投球を見るのは楽しい｣(中日スポーツより)
と絶賛｡
捕手役を務めたマルティネスも､
｢70%～80%の力で投げていたようだったが､力を入れて投げた最後の3球は93マイル(約150キロ)くらい出ていたと思う｣(同)
と驚きを隠せない様子だ｡

メジャーリーガーとしての第1歩を踏み出したダルビッシュは練習後､
｢いい環境で野球をやらせてもらって野球人として幸せ｣(ニッカンスポーツより)
と晴れやかな表情｡
報道陣からの､
｢メジャーでどの程度通用すると思うか?｣
という質問には､
｢トレーニングと食事できつい思いもしてこの場にいる｡技術面は分かりませんが､何となくやれそうな気がする｣(同)
と自信をのぞかせた｡

キャンプイン前日には､通算5714奪三振のメジャー記録を誇るノーラン･ライアン球団社長から､
｢自分が25歳だった時よりも上｣(中日スポーツより)
と最大級の賛辞を贈られたダルビッシュ｡
キャンプを順調に消化することさえできれば､ファンの期待を裏切ることはなさそうだ｡

(2012年2月24日)

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