日ハム･稲葉､決勝打で2000本安打まであと10本! 満塁での打率はなんと10割!

【西武 2-3 日本ハム皇子山球場】
日本ハムは19日､滋賀県･皇子山球場で西武と対戦｡
稲葉篤紀外野手の決勝2適時打で､逆転勝利を収めた｡

開幕から好調を維持し､リーグ首位打者に立つ稲葉｡
この日は1､2打席と凡退したが､1点を追う6回2死満塁で迎えた第3打席では､西武先発･岸から右中間へ逆転の2点適時打｡
｢みんなが何とかつないでくれた｡チャンスは少ないので集中していった｣(スポーツ報知より)
と､見逃せばボールだった初球のチェンジアップを振り抜いた｡

これで今季は満塁で4打数4安打､1本塁打､9打点｡
22歳の4番･中田翔が不調に苦しむ中､8月に40歳を迎える大ベテランが脅威の勝負強さで打線を牽引している｡

また､1点リードの9回無死一塁では､貴重な追加点につながる犠打を成功｡
通算2000本安打まであと10本に迫っているが､
｢2000本を打つためにやっているわけじゃない｡チームが勝つためにはバントもします｣(同)
と自己犠牲の精神は変わらない｡

現在､打率.375､20打点はともにリーグトップ｡
好調の裏には徹底した体調管理がある｡

昨季はトレーナーと二人三脚で体のケアに務めたが､今季はトレーナーの手を借りないことがテーマ｡
｢(昨季は)疲れたからとすぐ(マッサージを)受けていたけど､それでは自分の力で体が回復できなくなる｣(ニッカンスポーツより)
と､今季は試合後のマッサージも数えるほどしか受けていないという｡

その分､試合前のストレッチにはこれまでの倍以上の時間をかけ入念に準備｡
本人は､
｢その効果が出ているのかは分からない｣(同)
と笑うが､体は例年以上に動いており､開幕からはつらつとした全力プレーを見せている｡

チームはこの日の勝利で2位に浮上｡
2000本安打達成のカウントダウンとともに､チームもますます調子を上げていきそうだ｡

(2012年4月20日)

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