最短KOのダルビッシュに監督がメジャー流ゲキ! ｢もう絶対に謝るな｣

【レンジャーズ 1-6 マリナーズシアトル】
米大リーグ･レンジャーズのダルビッシュ有投手が21日(日本時間22日)､敵地でのマリナーズ戦に先発｡
メジャー移籍後最短での降板となる4回5失点(自責点4)で今季2敗目を喫した｡

ダルビッシュは初回､先頭のアックリーから三振を奪ったが､続くソーンダースに四球｡
メジャーデビュー戦以来の対戦となったイチローに内角直球をはじき返され､あっさりと1点を失った｡

2回は3人で抑えたものの､3回に安打と四球で1死一､二塁となり､迎えるは再びイチロー｡
今度は真ん中低めのツーシームを詰まりながらも中前に運ばれた｡
この回3点を失い､4回には先頭から3者連続で四球｡
勝てば日米通算100勝の節目を迎える試合で､今季最多の6四球を与え､自滅する形でマウンドを降りた｡

この日は球場表示で最速99マイル(約159キロ)を計測するなど球自体は走っており､ダルビッシュ自身も試合後､
｢最初はいい感じで調子よく投げられていた｣(スポニチアネックスより)
とコメント｡
しかし､
｢自分の思っているものと違うフォームで投げていた｣(同)
と最後まで制球が定まらなかったことを悔やんだ｡

また､イチローとの対戦については､
｢最初の打席は低めの球をうまく打たれたなぁと思いましたし､2安打目はちょっと甘かった｣(デイリースポーツより)
と分析｡
前回登板では3安打されており､リベンジは次回以降へ持ち越しとなった｡

マウンドを降りた後､ワシントン監督に対し謝罪したダルビッシュ｡
すると監督から､
｢野球ではこういう時もある｡もう絶対に謝るな｣(スポニチアネックスより)
と返されたという｡

メジャー流のゲキに応えるため､次回登板では見違えるような投球を見せて欲しいものだ｡

(2012年5月23日)

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