阪神､今季初の6連敗で自力V消滅! 坂井オーナーと和田監督が緊急会談へ

【巨人 3-2 阪神東京ドーム】

阪神は8日､巨人に逆転で敗れ､今季初の6連敗｡
75試合目で早くも自力優勝の可能性が消滅した｡

阪神は3回にマートンの適時打で幸先よく先制｡
しかしその裏､先発･安藤が村田に右犠飛を許し同点｡
4回に古城の中前適時打で勝ち越されると､5回には2番手･加藤が阿部に適時二塁打を打たれ､試合を決められた｡

巨人に屈辱の3タテを食らった阪神は､2007年9月以来の6連敗で､借金は今季最多の9｡
先月26日から始まった2週間の長期遠征を1勝10敗と大きく負け越し､早くも自力優勝の可能性が消滅した｡

試合後､主砲の新井貴は､
｢何も考えない｡目の前のことに集中して､全力でぶつかっていく｣(ニッカンスポーツより)
とコメント｡
和田監督も､
｢ここのところ吹っ切れていない｡引きずった戦いになっている｡とにかくもう､甲子園に帰ってやるしかない｡何とか踏みとどまってやるしかない｣(同)
と絞り出すように答え､10日から始まる本拠地･甲子園での9連戦からの仕切り直しを強調した｡

シーズン前は巨人と並び優勝候補に挙げられていた阪神｡
ファンの期待を裏切る結果に､坂井信也オーナーも､
｢(近年では)結構､一番厳しいと思う｡チーム全体が乗り切れていない｣(スポニチアネックスより)
と険しい表情｡
オールスター期間中には和田監督と直接会談する意向も明かした｡

就任1年目から厳しい状況に追い込まれている和田監督｡
本拠地･甲子園の大歓声が浮上のキッカケとなるだろうか｡

(2012年7月9日)

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