巨人､29カードぶり負け越し! リリーフエース･山口が48試合目で初黒星!

【巨人 2-3 中日東京ドーム】

巨人は2日､本拠地での中日に2-3で逆転負け｡
山口鉄也投手が今季48試合目で初黒星を喫するとともに､29カードぶりの同一カード負け越しで､2位中日とのゲーム差は3.5に縮まった｡

2-1で迎えた9回､巨人のマウンドにはここまで中日打線を2安打9奪三振と完璧に抑えてきた先発･杉内｡
ファンだけでなく､ベンチも完投を信じて疑わなかったが､先頭･大島の打球が左足を直撃する内野安打となり､続く荒木には送りバンドを決められ1死二塁｡
中日の反撃ムードが高まる中､マウンドを47試合負け無しのリリーフエース･山口に託した｡

しかし､その山口が和田に右前打を許して一､三塁とピンチを広げると､続く森野の打球を左翼の高橋由が見失うミスで同点｡
さらに､2死満塁から代打･柳田に決勝の押し出し死球を与えてしまった｡

山口は試合後､死球となった内角球を振り返り､
｢勝負にいったボールです｡杉内さんに申し訳ないです｣(サンケイスポーツより)
とコメント｡
自身にとって昨年7月5日以来となる黒星にガックリと肩を落とした｡

5.5ゲーム差で迎えた2位中日との首位攻防戦は2敗1分け｡
4月20～22日のヤクルト戦で3連敗して以来､29カードぶりの同一カード負け越しとなり､ゲーム差は3.5に縮まった｡

原監督は､
｢今日は勝負の部分で､相手が一枚上回った｣(同)
と淡々とした様子で振り返ったが､
｢まだまだ､途上のチームですから｡一番の最善策がどういうものか｡このところ､打線が絡まっていなかったから｣
ともコメント｡
最近4試合で5得点と元気のない打線に不安ものぞかせた｡

5月以降､圧倒的な戦力で首位を独走してきた巨人だが､後半戦に入ってからは勝ちきれない試合も目立つようになってきた｡
シーズンは残りは54試合｡いよいよ正念場の夏が始まる｡

(2012年8月3日)

その他のBASEBALLニュース