ソフトバンク･摂津､自身初の無四球完封! 22イニング連続無失点継続中!

【ソフトバンク 1-0 オリックスヤフードーム】

ソフトバンク･摂津正投手が28日､本拠地でのオリックス戦で自身初の無四球完封勝利｡
初回の1点を守り抜き､両リーグトップの13勝目の挙げた｡

｢ブルペンから調子よかったし､自分自身で安心して投げられた｣(ニッカンスポーツより)
という摂津｡
その言葉通り､140キロ台前半の直球と伝家の宝刀･シンカーをコーナーに集め､凡打の山を築いた｡

7回､この日初めて先頭打者を許したが､続く後藤の左前に落ちそうな打球を内川がスライディングキャッチ｡
すかさず一塁へ返球し､走者も刺すスーパープレーを見せた｡

これで勢いを加速させた摂津は､オリックス打線を散発2安打､二塁すら踏ませない投球で自身初の無四球完封｡
連続無失点を22イニングに伸ばし､防御率を1点台とした｡

エースの風格も出てきた右腕は､
｢(巨人に移籍した)杉内さんのように絶対的なものではない｣(スポニチアネックスより)
と謙遜しつつも､
｢今日みたいな投球は(チームを)引っ張れているのかなと思います｣(同)
とプライドもちらり｡
両リーグトップの13勝目の挙げ､最多勝争いで同僚の大隣(12勝)を1歩リードしたことについては､
｢プロ入りは向こうが先だけど､自分も実績を残してきた自信がある｡お互い負けたくない気持ちでやってるはず｣(ニッカンスポーツより)
と相乗効果を口にした｡

一時はクライマックスシリーズ進出すら危ぶまれたが､気付けば首位･西武とのゲーム差は｢2｣｡
昨季王者がいよいよ西武を射程圏内にとらえた｡

(2012年8月29日)

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