サバンナ･高橋茂雄にキレられた後輩芸人たち!

"太鼓持ち"とは､安土桃山時代｢幇間｣と呼ばれ､豊臣秀吉のお伽衆を務めた曽呂利新左衛門の奉公が｢太閤(秀吉)を持ち上げる｣"太閤持ち"から"太鼓持ち"に呼ばれるようになったのが通説とされる｡

現在は日本全国見渡しても殆ど職に持つ者は存在せず､武士の時代が残した遺物として言葉だけが一人歩きする時代だった｡

そんな太鼓持ちという言葉は現代の日本に広く知らしめたのが､お笑いコンビ･サバンナの高橋茂雄だ｡
テレビ朝日系『アメトーーク!』では｢太鼓持ち芸人｣と題した企画も実施され､先輩タレントに気に入られるための手段として広く芸人界では浸透している｡

先輩の前ではとにかく太鼓を叩きご機嫌を取るのが十八番の高橋茂雄は､しげおBOYSと名付ける自分の軍団を結成して､彼らに食事を奢ったり年末年始には全て自費で旅行に連れて行ってあげたりと後輩にも気前よく振る舞っているという｡

となると多少皮肉的な意味も含む"太鼓持ち"男ではなく､手本になるべき良き人間であると言えるが､常日頃慕っている後輩達によると､ただただ説教するのではなく変な場面でキレることが多いことが発覚した｡

4月4日に放送された日本テレビ系『芸人報道』では､高橋茂雄率いるしげおBOYSとピース･綾部祐二率いる綾部チルドレンメンバーがスタジオに集結｡
しげおBOYSからはファミリーレストラン･はらだ､ミサイルマン･西代洋､天津木村｡綾部チルドレンからはLLR･福田恵悟とロシアンモンキー･中須智一が各々の陣営に付き､どちらが良き兄貴なのかを決する企画が行われた｡

しかし話は二人の恥ずかしい暴露話のオンパレードとなり､ミサイルマン･西代洋は鬼の形相で怒鳴られた経験があると告白｡

合コンで西代洋の正面にアメリカ人の女性が座っており､その彼女はブラジャーを付けない習慣があると話していた｡
その日も勿論ノーブラで､飲み物を取るときなど前屈みになるとき､乳首が彼から丸見えだったそう｡

コンパが終わり高橋茂雄に｢やっぱりノーブラでしたよ｡"お豆さん"見えてたんですよ!｣と報告すると､｢おい西代､自分だけ良かったらそれでええんか!?｣とキレられたという｡
兄貴分としての面目はおろか､一人の男としても非常に情けない発言である｡

天津木村も一度怒られた経験があるといい､過去前歯を折ったときに高橋茂雄の父親が開業している歯医者にお世話になり後日父親及び高橋茂雄本人にもお礼をした際､菓子折りを持ちあわせておらず､｢何でお前菓子折り持ってきてないねん! 筋通さんかい!｣と厳しく激怒されたそうだ｡

ファミリーレストラン･はらだは合コン中､相手の女の子が｢面白い人が好き｣と言ってから高橋茂雄が一人でひたすら喋り続け､後輩に｢女の子にこの中で誰が一番か訊いてくれ｣とセコい手段に出たエピソードを暴露｡
女の子が誰一人として高橋茂雄を指名しないという屈辱的な結果だったが彼はめげず再度1時間半ほど一人で喋り倒し笑いも取っていた｡

するとまたも｢誰が一番か訊いてくれ｣と後輩に告げ先程と同じく女性陣に尋ねるも結果は同じ｡
二度ダメでもう諦めるかと思いきや､ヤケになったのか朝6時ぐらいまでひたすら独り舞台状態だったという｡
おそらく後輩達よりは確実に自分の方が面白いと絶対的自信を持っていたにも関わらず誰一人自分に振り向いてくれなかったことに腹を立てていたのだろう｡

テレビでは見せない険しい顔でキレるのも､信頼できるしげおBOYSの面々ならではといったところか｡
ただ､キレるにしても｢中学時代イケてない芸人｣に属する高橋茂雄だけにキレ慣れていないのか､元ヤンや不良とは違いどこかカッコ悪いのは否めない｡

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