交渉人～THE NEGOTIATOR～第1話あらすじ完全版

交渉人～THE NEGOTIATOR～

[第1話]

01/10放送

ここは、ある刑務所の特別接見室。いつものように宇佐木玲子（米倉涼子）は、死刑囚・真里谷（城田優）と接見をしていた。真里谷は以前、凶悪少年犯罪を犯し、玲子に検挙された囚人だった。

人質をとった篭城事件が発生、玲子らSITメンバーは現場に駆けつける。興奮状態の犯人は、アパートの2階の一室の窓から人質の頭に拳銃を押し付け「女房に会わせろ！」と叫び散らしている。

現場に到着すると、ＳＩＴ２係管理官・片山（高橋克実）と上司でＳＩＴ５係管理官・桐沢（陣内孝則）が議論で衝突している。

このヤマに対処していた木崎（筧利夫）を見ながら、犯人・竹本に声を掛けるように小さく呟く玲子。玲子が木崎よりも早く対応する言葉を発していることに、新人・甘利（高岡蒼甫）は驚いた。

SAT狙撃班が周囲を包囲し緊迫のなか、木崎誠一郎(筧利夫)が交渉を行うが、「あと、5分で人質を撃つ」と、一方的に連絡を絶たれてしまう。
そのやり取りを聴いていた玲子は、犯人の反応に違和感を覚えた。

「変です！」玲子が叫ぶ！

自分から電話を掛けてきながら要求を言わず、しかも「人質を５分で撃つ」という要求に、玲子は違和感を感じていたのだ。

もしかしたら、犯人の銃は偽物なのでは――。

犯人の拳銃が本物か確かめるべきだと玲子は提案するが、誰も耳を貸さない。さらに、「竹本は自殺するかもしれない」という玲子の言葉に、桐沢はその根拠を求めた。

「彼の様子を見ていて、なんとなくそう感じた…」
その言葉に、桐沢は玲子を殴り飛ばす。

ところが、だ。竹本の言ったタイムリミットが迫ると、桐沢は玲子に。「犯人とドア越しに交渉してみるか？」と問う。

最良の方法だと考えた玲子はドア越しに竹本と話し始めるが、竹本が人質から離れた瞬間に、閃光弾が打ち込まれて竹本は狙撃されるのだった…。
無事、人質は解放されるが、玲子は怒りに震えていた。

人質と引き離すために、私は利用されたのだ――

射殺された竹本のポケットからは遺書らしきメモが見つかる。やはり自殺を希望していて、自分では死にきれないから警察に殺されることを仕組んだと書かれていた。

しかし、片山はそのメモを燃やす。そして、マスコミの取材ではそのことを伏せた。「この状況で射殺という結果はしかたなかった――」と、コメントを残して。

警視庁に戻って帰り支度をするなか、玲子は桐沢から「お前は歓迎されていない」と告げられる。お飾りだとも――。

玲子は「お飾りだろうが、女の自分にはそういうことでもない限り移動のチャンスはないんだ」と桐沢に答えた。

数日後、工場の一室に男が、人質をとって篭城事件する事件が発生する。犯人は交渉人に女性である「玲子」を指名してくる。
犯人の要求どおり城現場へ向うと、犯人の男（姜暢雄）は、玲子にドアを開けて中に入るように言ってきたのだ。

木崎は無線で玲子に静止を指示するが、玲子はその指示を無視して部屋の中へと消える…。

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