交渉人〜THE NEGOTIATOR〜
[第4話]
01/31放送

墨田(笹野高史)が常連客として通っているクラブ『和子』のママ(山下容莉枝)からもらったのは、都内に仕掛けられた爆弾を模倣した9つ目の芋羊羹だった。しかし、ほかと違うところが――これが、本物の爆弾だった点だ。
爆弾を手にして動くことができない墨田。玲子(米倉涼子)が犯人と交渉を始める。

犯人が言うには、起爆装置の下にはトランシーバーが仕掛けてあり、犯人がトランシーバーに呼びかけると爆発する仕掛けらしい。

犯人はこちらの状況をどこかから見ているかもしれない。

玲子は犯人との会話の記憶をたどりながら、推理をはじめる。玲子の巧みな交渉術で、犯人はこちらの状況が見えていないことがわかる。犯人は「爆弾処理班が無能だから・・・」と言うと、通信を切ってしまう。犯人の目的は、爆弾処理班に対して挑戦をしているようだ…。

犯人の声はボイスチェンジャーで変えられていたが、解析した結果、犯人は「女」だとわかる。蓮見(高知東生)たちは、クラブ「和子」に向かい、ホステスを一人ずつ人調べる。

現場では、爆弾処理班の河相、伊豆田が処理を始めようとしたそのとき…再びトランシーバーが。

「いつまで耐えられますかしら…その年配の方」

今まで、こちらの状況がつかめていなかった犯人は、なぜか、今、ここの状況を把握している。

なぜ突然わかるようになったの?

そのとき、蓮見から、犯人と声紋が一致した女・由希子(水川あさみ)を確保し、トランシーバーを押収したとの連絡が入る。これで、事件解決だ!!誰もがホッとしたそのとき、玲子が持つトランシーバーから呼び出し音が!?

河相と伊豆田により、墨田の手からようやく爆弾が動かされ、河相が爆弾の処理を始める。「わたしも、残る」そう言う玲子に、犯人はトランシーバーで玲子に尋ねた。

「なぜ、あなたはそこから逃げないのか。一体、どういうつもりなのか」と連絡をしてくる。

それを聞いた玲子は、爆弾処理班の用具で、突然、爆弾装置の配線を数本きってしまった。するとデジタル表示の数字が動き出し、30秒で一旦止まると、そこから1秒ごとにカウントダウンしていったのだ…。

防護マスクを上げて、「逃げろ!」と怒鳴る伊豆田。河相が必死に処理をするが、手が震えて思うように進まない。そんな河相を伊豆田は突き飛ばすと、自ら処理を開始し表示は「8」を示したところで止まる。
周囲は、伊豆田に拍手をするが、なぜか桐沢(陣内孝則)と玲子だけは伊豆田に冷たい視線を送っていた。

「なぜ拍手をしない!?俺が助けてやったんだぞ!! 」

声を荒げる伊豆田に、玲子は殴りかかった。倒れた伊豆田からの防具には、なんと、ボイスチェンジャー付の小型トランシーバーが仕込まれてあったのだ…。

事件の主犯は伊豆田だった。

先ほど逮捕された由希子は、実は、一年前に殉死した爆弾処理班・宮原の妻だった。伊豆田は、主人・宮原の死に納得しない由希子を利用しただけだったのだ。

いつものように、真里谷(城田優)に面会する玲子。彼女が拘置所から出てくるのを、捜査一課の高林課長(大杉漣)が車中からじっと見ていた。

帰り道で、いつも立ち寄る居酒屋に寄った玲子は、友人の留美子(安めぐみ)が甘利(高岡蒼甫)と一緒にいるところを目撃する。


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キャスト
宇佐木玲子 / 米倉涼子(よねくらりょうこ)
頭脳と美貌、体力を誇り、常に冷静な交渉班・・・
木崎誠一郎 / 筧利夫(かけいとしお)
警視庁捜査第一課特殊班「SIT」の警部。・・・
三村留美子 / 安めぐみ(やすめぐみ)
玲子の友人。30歳、フリーター。途中から・・・
本橋和馬 / 岡田将生(おかだまさき)

甘利祐介 / 高岡蒼甫(たかおかそうすけ)
長谷部邦男 / 鈴木浩介(すずきこうすけ)
真里谷恭介 / 城田優(しろたゆう)
桐沢圭吾 / 陣内孝則(じんないたかのり)
片山一義 / 高橋克実(たかはしかつみ)
工藤幹夫 / 伊武雅刀(いぶまさとう)
高林静雄 / 大杉蓮(おおすぎれん)

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