おせん第9話あらすじ完全版

おせん

[第9話]

06/17放送

料亭・一升庵の鰹節の仕入れ先、「ヤマジョウ」が本枯節の製造中止を決定する。生まれた時からヤマジョウの本枯節で育ってきたおせん（蒼井優）は、江崎（内博貴）と一緒にヤマジョウの工場がある焼津に向かった。

社長・藤坂二郎（夏八木勲）は枯節作りの天才職人。しかし、妻や工員には、これ以上無理はさせられないと言う。従業員たちの生活を考えると、事業の借金もあり、これ以上の継続は無理だと言うのだ。

ヤマジョウも時代とともに消えていくのか…。「何も出来ない」と悩んでいるおせんに、江崎は「必死で守ろうとしているとは思えない…」と口ばしってしまった。

おせんはヤマジョウを廃業して新たな鰹節工場を造ろうとしている矢田に会いに行くが、「これは日本という国が、おのずからそれを求めた結果だ」「私の中で、本枯節は藤坂二郎で終わったのだ」と、言いのけた。

一方、一升庵にヤマジョウの社長夫婦から予約が入った。「最後に、自分たちが作ってきた本枯節で作った料理を味わいたい」と言うのだ。

「鰹節はかきたてをとっとと喰うのがいちばん美味いですから」おせんは本枯節を鰹箱でかく。　おせんにかきたての鰹節を出された時、社長が涙を流しながらつぶやいた。

「なんで、こんなにうまいものを皆が食ってくれねぇのか…」。

ヤマジョウの女将（李麗仙）は「うちの鰹節は、私と工場の工員すべての誇り、もう一度、何とかならないか…」と夫である二郎に話しかける。

その言葉を聞いて、おせんは決意をする。「わっちが継がせていただきます！」おせんはキッパリと言う…。

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