Q10(キュート)
[第4話]
11/06放送

「お前らはどこまで進んでるの?」聡(賀来賢人)にQ10(前田敦子)との関係を尋ねられて、平太(佐藤健)答えに悩んだ。Q10はロボットで僕は人間。関係など変わるはずがない…。

学校では3年生の進路志望提出の期限が迫っていた。しかし、自分の未来が見出せない平太は進路が決定できずにいた。

Q10も進路志望用紙を貰っていて、第一希望の欄に「努力する」と書いた。彼女はipodで落語を聞いて日本語を勉強しているという。そんなQ10を見て平太は焦った。「俺はこの次、何をしたら良いんだろう」と…。

家庭のことでも悩みの種が増えた。父・武広(光石研)が“愛獣”という怪しい店に入っていくのを目撃したのだ。

一方、クラスメイトの順(細田よしひこ)が、Q10について疑念を抱き始めていた。Q10の秘密を知りたい順は、平太にしつこく付きまとった。

“Q10がロボットではないか”という順の疑念をごまかすために、平太はQ10に“泣くこと”を提案する。Q10には泣く機能もあるらしいのだが、全然、泣けない。ところが平太が「進路なんてどうでもいい」と言った途端、Q10は涙を流して泣き出した。泣き出したのはいいが今度は止まらない!栗子先生(薬師丸ひろ子)は「抱きしめれば泣き止むんじゃない?」と平太にアドバイスするが、平太にはそれができなかった。その時、通りすがりのおじさんがQ10にぶつかった。Q10がよろけたところを平太が抱きとめるとQ10は泣き止んだ。

学校ではクラスメイトも進路に悩んでいた。学年で一番頭の良い恵美子(高畑充希)に「同じ大学に行きたい」と言われて返事ができない聡。将来の夢を進路志望書に書けない民子(蓮佛美沙子)。将来なんてどうでもいいと思っている平太。3人は進路志望が書けなくて居残りになった。

やがて、聡は自分の偏差値では合格は難しい大学名を書いて教室を出て行った。民子は何も書かずに帰ってしまう。

ひとり教室に居残る平太。そこに月子(福田麻由子)がやってきた。「永遠に進路なんて決まらない」という平太に、月子は「この世界に永遠なんてない。いずれ宇宙は終わる」と持論を唱え始める。「宇宙は暗黒エネルギーでほとんどが埋め尽くされている。存在する物質は4%だけ」と…。

その頃、友人のお見舞いに病院に行った民子は武彦とばったり出会っていた。進路のことを武彦に聞かれた民子は「何を書いても嘘になる」と白紙で提出したと言った。「ロックって書いたら担任が困るだけ」と。

「どうせ本当のことなんて解ってくれないよな」武彦は民子の意見に同調する。そして武彦は病院を抜け出して、民子のライブを見に行くことにした。

ところがいざ病院を抜け出そうとしたとき、民子は武彦に「久保くんのこと、今も真剣に考えている人いるんじゃないかな」と言い出した。武彦が誰か尋ねると、民子は「病院の人たち」と答えた。「あんなに一生懸命な人の前で『どうせ』とか言える?裏切ったりできる?私はできないよ」と真剣な眼差しで言うのだった。

その頃、平太はQ10を探して走っていた。この世が終わって消えてしまう前に努力をしようと決めたのだ。平太はQ10を見つけると、「もう『どうでも良い』とか言わない!」と宣言。そしてQ10を抱きしめた…。

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キャスト
深井平太 / 佐藤健(さとうたける)
平凡な高校3年生。
/ 前田敦子(まえだあつこ)
/ 蓮佛美沙子(れんぶつみさこ)

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